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課題は輸送と馬体減り 心身が噛み合えばもう一段の伸びしろも

-:それなりに経験を経て、レース慣れしたということですね。当日の馬体重はどれくらいになりそうですか?

佐:トレセンでは470kgを上回っているので、輸送でどれだけ減るか否か、ですね。

-:来週はゴールデンウィークでけっこう輸送も大変だと思います。輸送は通常どおりでしょうか?

佐:ええ、土曜でしょうね。

-:今週の追い切りはいかがでしたか?

佐:14-14 (坂路を4F56.8-42.1-27.7-13.6秒)なので、無理せずに流した程度でこの時計になりました。もうちょっと出ていると思ったんですけど、思っていたより遅かったですね。ただ、今週水曜は馬場が悪かったので、それはしょうがないですね。来週、(藤岡佑介)ジョッキー騎乗でビシッとやるので大丈夫だと思います。ただ、「ビシッと」といっても坂路で52秒くらいじゃないかと思います。

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-:いつも時間帯は大体どれくらいにやられていますか?

佐:坂路は開場一番ですね。

-:ならば、周りの馬を気にしたりするところはないと。

佐:それはないですね。

-:逆に言うと、輸送した時にそれだけ減ってしまうというのは、この馬の場合はどういったところだと思いますか。

佐:う~ん、なぜなのでしょうね。そんなに減るか、という思いです。ニュージーランドTも木曜日時点で470キロあったんですよ。当日の検量で10何キロ減っているわけですから、その肉はどこにいったんだろうか……と。ただ、カイバを食べないだけですからね。

-:普通のカイバの量はどれくらいですか?

佐:単純にキロにしたら、4~5キロくらいですかね。(レース前日の)夜カイバを食べないにしても、減り過ぎですよね。水分は摂っているんですけど。

-:前回、(戸崎)ジョッキーも終わった後「もう一段ギアがありそう」とは言っていましたね。

佐:そう言っていましたね。

-:基本的に、馬房では落ち着いていますね。あとはレース当日までにキープ出来れば。

佐:ええ、返し馬やパドック、馬房などでもイレ込むことはないんです。

「体や走り的には、今のところは文句ないですね。ただ、急に気が悪くなるようなところが、悪い方に出なければ良いなと思っています。トレセンだけの話ですけどね」


-:輸送での馬体減りというのは、今はまだあるでしょうけど、その内克服してくれば……ですね。枠は選ぶタイプでしょうか。

佐:真ん中くらいが良いですね。あんまり極端に内に行くのは遠慮したいですね……。色々なジョッキーが乗っているので、力もわかっているでしょうし、マークされると思うんです。

-:G1でもチャンスがある素質馬と思っているのですが。

佐:そうですね。楽しみですね。お母さんがG1に縁がなかったので、その子供でG1を獲りたいですね。

-:この馬の今後の成長余地や、現時点で足りないと感じている部分はありますか?

佐:体や走り的には、今のところは文句ないですね。将来的には、マイルから2000mくらいまで融通が利けば嬉しいんですけど。ただ、急に気が悪くなるようなところが悪い方に出なければ良いなと思っています。それはトレセンだけの話ですけどね。なぜか運動中に急に暴れるんですよね。しかも、その暴れ方が派手で、周りに迷惑を掛けるような暴れ方をするので。

-:それは、周りを威嚇しているのですか。

佐:いや、環境が気に食わないんだと思いますね。僕もあまりそういう時にガッとやらないので、余計につけあがっているのかもしれないですね。1回やったんですけど、その倍、反抗してくるから、またそれをやろうと思ったら、どうなるか怖かったので。他の担当者だったらやらないのかもしれないですけど(苦笑)。

-:佐々木さんにとっても、今回は久々の重賞タイトルが懸かりますね。去年から今年に掛けて成長しているところは何かありますか?

佐:普段扱っていて、特にこれが変わったというのはないんですよね。だから、競馬で変わってくれたのが、やっている分には成長というか、もともと良かったですから。それ以上に変わったことはないですね。

-:ある程度、高い意味で早々と完成していて、それを力通り出せるようになったということですね。ありがとうございました。健闘を祈ります。

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