【青葉賞】伝説よ再び!キタサンブラックの弟シュガークン&武豊騎手が勝利

ゴール前の叩き合いをアタマ差制したシュガークン(写真奥)

ゴール前の叩き合いをアタマ差制したシュガークン(写真奥)


4月27日(土)、2回東京3日目11Rで第31回テレビ東京杯青葉賞(G2)(芝2400m)が行なわれ、武豊騎手騎乗の2番人気・シュガークン(牡3、栗東・清水久厩舎)が直線で内から外へ持ち出すと、最後まで粘り強く伸びて優勝。勝ちタイムは2:24.2(良)。

2着にはアタマ差で7番人気・ショウナンラプンタ(牡3、栗東・高野厩舎)、3着には3/4馬身差で4番人気・デュアルウィルダー(牡3、美浦・堀厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたヘデントール(牡3、美浦・木村厩舎)は8着に敗れた。

勝ったシュガークンは母シュガーハート、半兄にG1を7勝した名馬キタサンブラックのいる良血。前走は重馬場となった大寒桜賞を逃げ勝っていたが、今回は好位からの末脚勝負にもきっちり対応。自在な決め手を見せつけると共に、見事日本ダービーへの切符を手に入れた。

馬主は辻子依旦氏、生産者は日高町のヤナガワ牧場

  • シュガークン
  • (牡3、栗東・清水久厩舎)
  • 父:ドゥラメンテ
  • 母:シュガーハート
  • 母父:サクラバクシンオー
  • 通算成績:4戦3勝
  • 重賞勝利:
  • 24年テレビ東京杯青葉賞(G2)

1着 シュガークン(武豊騎手)
「勝って出走権利を取れたので、後が楽しみです。(兄キタサンブラックとの比較を聞かれて)ちょっと偉大すぎますからね。でもこの馬は今年の2月デビューでまだ2か月しか経っていないのですが、それでこのレース内容ですから。一戦ずつ馬は成長してくれています。

この3戦は色々なレースをしてきたので、今日もある程度、先行してあとは流れを見てという感じで。しっかりと折り合いもつきましたし、追い出してからの反応も良かったです。レース自体も一戦ずつ上手になっている。

これだけの血統の馬なので、ダービーに出したいねとデビューの時から言っていましたが、何とか間に合いました。センスがいいですね」

2着 ショウナンラプンタ(鮫島克駿騎手)
「あれだけの差(アタマ)だったので勝ちたかったです。左に張ったり、前進気勢が強かったりするので課題はあります。でもそれは普段の調教から、コンタクトを取って修正してきていました。

まだ半信半疑でしたが、それでも良い走りをしてくれました。この差をどうにかしたかったな。権利だけはと思っていたので取れたことは良かったです」

3着 デュアルウィルダー(モレイラ騎手)
「まだ若いです。3回目の競馬で経験が少ないので、ファンの近くからのスタートで落ち着かず、テンションが高くなってしまいました。リズムができるまで時間がかかりました。

道中も集中力が散漫でしたが、1600mくらいから素晴らしい脚を使ってくれました。しまいの脚も良かったです。ポテンシャルのある馬なので、これから将来楽しみです」

8着 ヘデントール(オシェア騎手)
「映像を見たイメージではゲートもゆっくりなので、リズム良く行きたかったです。今日の馬場はスピードが有利だと思いましたし、あのポジションでは厳しかった。

良い脚を使ってくれていますが、自分の取った位置が良くなかったと思います。未来は明るいですが、まだ成長途上。今後成長してくれるでしょう」

シュガークン
シュガークン
シュガークン
シュガークン
シュガークン
シュガークン
シュガークン

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。