砂!砂!砂!

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先週東京競馬場で行われたユニコーンSは、ユビキタス(牡3、美浦・鈴木伸厩舎)の圧勝に終わったが、除外のためその舞台に立つことができなかった好素材がいる。今週のあおぎりSの有力馬であるアドマイヤスワット(牡3、栗東・橋田厩舎)がそれ。最終追い切りとなった今日、坂路コースで同厩舎のスズカスパーク(3歳500万下)と併せ馬を消化。
最後は1馬身ほど抜け出して先着と上々の動きを見せた。
「いい追い切りができましたし、併せる形だとまじめに走ってましたよ。相手は強くなりますが、ここも好勝負を期待しています」と中内田助手は手応えアリの様子。
前走が仕上がり途上で勝ち上がっただけに上積みはかなり見込めるはず。

今週の東京で行われるダートのオープン競走ブリリアントS。そこで昨秋のトパーズS以来の勝利を狙うのがロングプライド(牡4、栗東・小野厩舎)。
前走の東海Sで6着に敗れたが、上がり3F35.8秒はメンバー中最速。
「スタートで出負けして位置取りが悪くなったのが応えた。東京なら少々のロスがあっても差し切れると思うんだ。それにメンバーも手薄だから何とかしないとね」と河北騎手は強気のコメント。
今回は武豊騎手に替わりユニコーンSで重賞を制した舞台。巻き返せるだけの条件は整った。

最後に注目の逸材の次走報を一つ。3歳時にUAEダービーに出走。後のブリーダーズCクラシック勝ち馬インヴァソールに先着したフラムドパシオン(牡5、栗東・角居厩舎)だ。2年2ヶ月ぶりの実戦だった富嶽賞で2着に4馬身差の圧勝。改めてその素質を見せ付けた本馬は、6月28日福島の安達太良Sで連勝を目指すことになった。
「使った後も脚元は大丈夫ですし、反動も今のところはありません」と平間助手はホッとひと安心の様子。
チャンピオン候補の大器。その走りから目が離せない。