【有馬記念】成長!ゴールドシップ「胸前の筋肉を注目してもらえば」

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23日(日)に行われる有馬記念(G1)に出走予定のゴールドシップ(牡3、栗東・須貝尚介厩舎)を管理する須貝尚介調教師の共同会見(19日)は以下の通り。

-:よろしくお願いいたします。今日の追い切りの内容、指示について教えて下さい。

須貝尚介調教師:よろしくお願いいたします。先週(の時点で)、時計が出るアスカトップレディとメイチのところをやっているので完成度は高かったんですけど、今日はジャスタウェイと併せました。この馬も時計は出るほうだけど、熱発明けなので、それを考えるとちょうど良いかなという感じで。今回は始めから終いまでピッタリと息の作り方に重点を置いてやりました。

-:動きは満足と見てよろしいでしょうか?

尚:そうですね、もう十分だと思います。

-:前走、非常に強い勝ち方をしました菊花賞を振り返って頂けますか?

尚:内田博ジョッキーがずっとこの馬に乗っているので、自信を持って乗ってくれた結果だと思います。

-:そこから間隔が2ヶ月空きますが、調整の過程はいかがだったでしょうか?

尚:短期で吉沢ステーブルのほうに出させてもらって。菊花賞の場合はステイヤーとしての作りだったんですけど、今回、中山は力が要るので、「出来るだけ体重を増やして、そこから攻めて行きたい」という指示を牧場に出しておいて。思惑通り20キロプラスで帰って来たんですけど。そこからやって、大体競馬へは10キロプラス前後で行けるかなと。それは脂肪が増えたんじゃなくて、良い筋肉を付けたかったので。思惑通りの馬体になっていると思います。

-:輸送したぶんも含めて大体プラス10キロぐらいと?

尚:そうですね、輸送を含めて10キロ前後増になると思います。今回は胸前の筋肉を注目して見てもらえば、よくわかるんじゃないかと思います。

-:成長分と見てよろしいでしょうか?

尚:成長分と言うよりもパワーアップしたという感じの馬体になっていると思いますね。

-:有馬記念は古馬との初対決という注目が集まると思いますが、その辺りはいかがですか?

尚:一線級で強い競馬をしている古馬たちがいて、今回初めて対戦するわけですけど、人気を背負ったとしても、あくまで挑戦者としての気持ちで出走させたいなと思います。

-:マイナス2キロという古馬との斤量差も有利に働くと思うのですが。

尚:その辺は少し有利に働くんじゃないかなと思っていますね。

-:3歳世代の主役から競馬界の主役へということに注目も集まってきますが。

尚:まあ、そういう馬になってくれればいいかなと思っています(笑)。

-:顔ぶれをみても本当に良いメンバーが揃っていますし、ライバル関係はどのようにご覧になっていますか?

尚:ファンに支持されて初めて出走できるレースなので、恥ずかしくないような競馬をして欲しいなと思っています。

-:理想の枠番などありますでしょうか?

尚:いや、理想とかは僕の中では無いです。

-:内田博騎手は皐月賞では各馬が外に行く中、内を突いたり、菊花賞では3コーナーの坂の手前で仕掛けたりと、大胆な騎乗をされていますが、今回、内田博騎手に期待するのはどんなところですか?

尚:馬はうまく調整出来ているので、今までどおり自信を持って乗ってくれたらいいかなと思います。

-:須貝厩舎は今シーズン躍進の年と位置付けていいと思いますが、最後の締めくくりのG1の舞台をどのような気持ちで臨まれますか?

尚:G1に限らずひとつひとつの競馬が僕らを育ててくれてるのでね。こういう大きなレースに出れることに感謝してますし、誇りを持っていいんじゃないかなと思っています。

-:最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。

尚:この馬は芦毛で、勝負服は赤と白なので、ファンの皆さんに良いプレゼントができるサンタクロースになれれば良いんじゃないかなって思っています。


坂路ではジャスタウェイと併せて54.5-40.2-26.7-13.8でフィニッシュ




グランプリへ向けて意気込みを語る須貝師