【東京大賞典】ホッコータルマエが今年G1 4勝目

トピックス

12月29日(日)、大井競馬場で行われた交流G1・第59回 東京大賞典(3歳上、定量(重賞競走)、1着賞金:7000万円)は、道中4番手を追走していた幸英明騎手騎乗の1番人気・ホッコータルマエが直線、3頭との叩き合いから抜け出し快勝。4つ目のタイトルをその手中に収めた。勝ちタイムは2.06.6(良)。

レースは大方の予想通り、サトノプリンシパルがハナを切る形でスタート。ワンダーアキュート、ニホンピロアワーズが続き、ホッコータルマエは4番手。ゲートで暴れていたローマンレジェンドは出負けして後方からの競馬になった。

道中、サトノプリンシパルが後続を離しての逃げに持ち込んだものの、3角~4角で早くも人気3頭が並びかけ、直線に向いたところでは3頭が横一線の叩き合い。そこから真ん中のニホンピロアワーズがやや遅れ、外から出たのがホッコータルマエ。内で粘るワンダーアキュートに1馬身半差をつけてゴールを駆け抜けた。

2番人気・ワンダーアキュート(牡7、栗東・佐藤正厩舎)が2着に入り、更に2馬身半差の3着に3番人気・ニホンピロアワーズ(牡6、栗東・大橋厩舎)。人気通りの入線で、3連単でも560円という堅い決着となっている。直線で盛り返してきたサトノプリンシパル(牡3、栗東・矢作厩舎)が1馬身3/4差の4着。ローマンレジェンド(牡5、栗東・藤原英厩舎)は直線伸び切れず、6着に敗れている。

勝ったホッコータルマエは、これで今年10戦7勝。前走のJCダートでは3着。ワンダーアキュートにも先着を許していたが、ココで見事に巻き返し。4つ目のG1(Jpn1)タイトルで2013年を締め括った。馬主は矢部幸一氏、生産者は浦河の市川フアーム。馬名の意味由来は「冠名+樽前山より」。10年の北海道セレクションセールにおいて1500万円で落札されている。

1着 ホッコータルマエ(幸英明騎手)
「強い競馬が出来ただけに、勝てた嬉しさ、前走を落とした悔しさもありますね。4コーナーでトモを落とすところがあり、ヒヤッとしましたが、手応えがあったので、差し切れると思いました。来年もホッコータルマエとダート界を盛り上げていきたいですね」

2着 ワンダーアキュート(武豊騎手)
「思ったとおりの位置どり。この馬の競馬はできているが、勝馬が強かったね。また来年頑張りたいです」

3着 ニホンピロアワーズ(酒井学騎手)
「ゲートで待たされた影響はありましたね。もう少し抑えて行きたかったけど、頭をあげるようなところがあったので、無理をせずにあの位置になりました。トモが強くない馬で、4コーナーでぶつかってトモを落とすようなシーンもありましたが、そこから立て直してくれました。前走よりもやれると思いましたが、また巻き返して頑張りたいです」

4着 サトノプリンシパル(北村宏司騎手)
「もっと離して逃げるつもりでしたが、初めての競馬場だったせいか、物見をするようなところがありました。それでも、一気に交わされてからも、食らいついていたし、3歳でこれだけやれたように、よく頑張っています」

5着 カキツバタロイヤル(本田正重騎手)
「前回より気配はよかったですね。返し馬からも程よく気合いが入ってました」

6着 ローマンレジェンド(岩田康誠騎手)
「今日は枠入りがすべてですね。気が入り過ぎてしまっていました。トモにも外傷を負ってしまったようです」

ホッコータルマエ
(牡4、栗東・西浦厩舎)
父:キングカメハメハ
母:マダムチェロキー
母父:Cherokee Run
通算成績:22戦11勝
G1勝利:
13年東京大賞典(G1)
13年JBCクラシック(Jpn1)
13年帝王賞(Jpn1)
13年かしわ記念(Jpn1)





※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。