【凱旋門賞】14番枠ジャスタウェイ「モマれることがない」

現地時間10月3日(金)、凱旋門賞(G1)が行われるロンシャン競馬場の特設会場で枠順抽選会が行われた。

壇上には白と黒のカラーのカプセルが用意され、先に白いカプセルを引き、馬名が読み上げられると、指名を受けた関係者が黒いカプセルを選択し、枠順が決定する流れ。

関係者を代表して、ハープスターの川田騎手と共に抽選会に登場した福永祐一騎手が上がり、自ら14番枠を引き当てると、関係者からもどよめきが起きる。世界最強馬を決めるに相応しい精鋭が揃う中でも、注目度の高さを窺わせた。

福永祐一騎手

それでも、主戦は「当たった枠で乗るしかないからね。流れがどうなるのかもわからない。でも、モマれることのない枠でしょう。正直、20番などの大外は嫌だったが、枠はそれほど気にしていなかった。悪くはないでしょう」とコメント。

また、「あとはどう転ぶかはわからない。緊張しても仕方がないからね。レース当日になれば、高まってくるものはあるでしょう」と自然体で臨む姿勢をみせた。

昨年の天皇賞(秋)を皮切りに、現在4連勝中。ドバイデューティーフリーでは圧巻の走りをみせて、約半年間にわたり世界レーティングNo.1の評価を守り続けたが、一方で勝利経験のない距離での不安もささやかれるところだ。

しかし、「乗り慣れた馬だからね。不安な面もないし、力を出せれば。距離も大丈夫だと思って乗るし、むしろ、これでポテンシャルの高さを見せてくれたら」と不安を一蹴する構え。

「世界一」の評価を証明する一戦へ。日本競馬の悲願を乗せて、その末脚を爆発させる時はいよいよ迫った。

福永祐一騎手

福永祐一騎手