【京都大賞典】トーセンラー 大得意の京都も台風が心配

9日、京都大賞典(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。トーセンラー(牡6、栗東・藤原英厩舎)は主戦の武豊騎手を背にCWコースでの併せ馬。中盤から徐々にピッチを上げていき、終いは余力十分に一伸びを見せて6F84.5-67.2-51.6-37.5-11.8秒をマーク。4週にわたって調教パートナーを務めたトーホウストロング(古馬1600万)を残り1F地点で捕らえ、キッチリと先着を果たした。

昨年同様、今年の秋も京都大賞典からの始動。「ペースが遅かった分、ちょっと抑えるのに苦労しましたね。でも、競馬では大丈夫でしょう。動きは相変わらずいいし、いい状態ですよ」と武豊騎手も合格点のジャッジ。

昨年のマイルCS優勝を含め、京都では10戦して(4-2-3-1)とまさに“庭”。問題は前走の安田記念(14着)でも苦しめられた馬場状態のみ。「雨はよくない馬ですから。台風が心配ですね」と名手も空模様にはお手上げの様子。

G1ホースとしての格好をつけたいところだが、レース当日まで天気に気を揉む日々が続きそうだ。