【安田記念】正攻法の競馬でモーリス戴冠!4連勝でG1初制覇

6月7日(日)、3回東京2日目11Rで第65回安田記念(GⅠ)(芝1600m)が行なわれ、川田将雅騎手騎乗の1番人気・モーリス(牡4、美浦・堀厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:32.0(良)。

2着にはクビ差で3番人気・ヴァンセンヌ(牡6、栗東・松永幹厩舎)、3着には1馬身1/4差で12番人気・クラレント(牡6、栗東・橋口弘厩舎)が続いて入線した。

ダイワマッジョーレ、サトノギャラントが出遅れて後方から。注目の先行争いは好スタートを切ったミッキーアイルの外を押してリアルインパクトがハナを主張。さらに外からケイアイエレガントも追走し、レッドアリオン、控えたミッキーアイル、そして人気のモーリスが好位グループを形成する。フィエロは中団やや前め、ダノンシャーク、ヴァンセンヌは後方から前をうかがう。
リアルインパクトとケイアイエレガントが並んで直線に入ると、その後ろには早くも抜群の手応えでモーリス。坂を上って満を持して追い出すと力強い脚取りで先頭へ。クラレントとヴァンセンヌが並んで追い込み、クラレントを振り切ったヴァンセンヌがモーリスに迫るが、クビ差凌いで4連勝のゴール。直線でモーリスの直後にいたフィエロはゴール前で伸び切れず4着に終わった。

勝ったモーリスは13年10月に栗東・吉田直弘厩舎からデビュー。新馬戦をレコード勝ちするなど、重賞・オープンでも差のない競馬をしていたが、素質が花開いたのは今年に入って美浦・堀宣行厩舎に転厩してから。初戦の1000万特別を3馬身差で快勝すると準オープン、久しぶりの重賞挑戦となったダービー卿CTを豪快な末脚で連勝。勢いに乗ってのG1初挑戦で一気にチャンピオンの座を射止めた。

また、管理する堀宣行調教師は先週の日本ダービーに続いて2週連続のG1勝利。リーディングトップもひた走る厩舎の勢いをまざまざと見せつけて、春の東京G1シリーズを締めくくった。

馬主は吉田和美氏、生産者は日高町の戸川牧場。馬名の意味由来は「人名より」。

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モーリス
(牡4、美浦・堀厩舎)
父:スクリーンヒーロー
母:メジロフランシス
母父:カーネギー
通算成績:11戦6勝
重賞勝利:
15年安田記念(G1)
15年ダービー卿CT(G3)

モーリス

モーリス

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