【エプソムC】敵は不利のみ! サトノアラジン待望の重賞初Vへ

10日、エプソムC(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。サトノアラジン(牡4、栗東・池江寿厩舎)は助手を背にCWコースで単走追い。ここ2走と同様、半マイルから終い重点の攻め内容で4F54.2-40.8-12.5秒をマーク。中2週のローテーションも、雄大な馬体とフットワークからはデキ落ちは見られない。

2歳時よりクラシック戦線での活躍が期待されながら、出走が叶ったのは菊花賞(6着)のみ。何とももどかしい3歳シーズンとなったが、ここにきて準オープン、オープン特別を連勝とようやく本格化の兆しを見せている。厩舎のスポークスマンとしてもお馴染み、兼武調教助手も「以前と比べて背腰が強くなってきてるし、馬が良くなってきましたね」と成長ぶりを高く評価。

前走のモンゴル大統領賞ではレースの上がりを1秒6も上回る末脚で豪快に差し切り勝ち。その内容を振り返りつつ、「ソロッと出していく感じの競馬がいいです。脚をためていけば最後は確実にいい脚を使ってくれますからね」と今回も終いに懸ける競馬を示唆。

「前走と同じ舞台ですし、よほどな不利、アクシデントがなければ楽しみですよ」と鼻息荒く、いざ6度目の重賞挑戦へ。全姉ラキシスに次ぐG1制覇のためにも、ここは通過点としたいところだ。

サトノアラジン

CWコースにて最終調整を行うサトノアラジン


サトノアラジン

前走・モンゴル大統領賞では直線一気の末脚で快勝!
同じ舞台で再現を狙いたい