【北九州記念】重賞連勝を狙うベルカント「気合が乗ってきました」

19日、日曜小倉11レース・北九州記念(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。前走のアイビスSDで重賞3勝目を挙げたベルカント(牝4、栗東・角田厩舎)は、助手を背に坂路4F52.8-37.5-23.7-11.6秒をマーク。終い重視で走りやすい馬場コンディションであったことを差し引いてもラスト1F11.6秒は出色の好ラップだ。

この動きに柴原調教助手も「1回使ったことで気合が乗ってきましたね。けさでも行きっぷりが良かったので、おしまいで軽く仕掛けた程度ですよ。ええ、いい動きでした」とニッコリ。先週も同じく坂路でラスト1F12秒を切るラップを叩き出しており、至極順調に調整されている。

ここは重賞連勝はもちろんのこと、サマースプリントシリーズのタイトルがかかる重要な一戦。同助手は「前走?夏場がいいのもあるし、千直競馬への適性を見せてくれた。その分、レース後の調整も凄く楽でしたね。硬さもないし、引き続きいい状態で臨めます。サマーチャンピオンの権利もありますし、ここも頑張って欲しい」とエールを送る。

前走のアイビスSDはM.デムーロ騎手の鮮やかな手綱捌きで、出走取消明けという一頓挫あった不安を一蹴しての快勝。臨戦過程は今回の方がもちろん良く、手綱が戻る主戦の武豊騎手も負けてはいられないところ。名手のリレーでタイトル奪取に王手をかけたい。