トピックスTopics
【4回阪神】ディアマンテベルデ…小平奈由木の注目新馬レポート
2015/9/8(火)
ディアマンテベルデ(牝2、栗東・牧田厩舎)
父:クロフネ
母:ドレスデングリーン
母父:アグネスタキオン
前7年の総合サイアーランキングでは、5、5、3、2、5、8、9位と抜群の安定度を誇っているクロフネが父。スピード豊かな産駒が多く、芝・ダートを問わずコンスタントに勝ち上がるうえ、フサイチリシャール(朝日杯FS)、スリープレスナイト(スプリンターズS)、カレンチャン(スプリンターズS、高松宮記念)、ホエールキャプチャ(ヴィクトリアマイル)らのトップクラスを送り出している。
母ドレスデングリーン(その父アグネスタキオン)は2走(1勝、2着1回)のみで故障に泣いたが、非凡な才能を垣間見せた逸材。その半姉にケープリズバーン(TCK女王盃)、リビングデイライツ(5勝)らがいる。仏G3・カルヴァドス賞を制したグリーンポーラが祖母。馬主を対象とした社台グループオーナーズに総額1200万円でラインナップされた。
ノーザンファーム空港でしっかり基礎固め。7月7日にはNFしがらきへ移動し、24日の入厩に備えた。8月6日のゲート試験をパス。馬房で立ち上がり、頭部に外傷を負うアクシデントもあったが、短期間で回復した。トレセンの環境にもすっかり馴染み、素直な態度のまま。体力的にも余裕があり、コンスタントに好タイムをマークしている。牝にしてはたくましいスタイルながら、スピード感は満点である。
9月12日(土)、阪神の牝馬限定・芝1400mでデビュー。浜中俊騎手で新馬勝ちを狙う。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2024/4/29(月) 【兵庫CS】勢い止まらず!エートラックスが3連勝で重賞初制覇
- 2024/4/28(日) 【天皇賞・春】不屈の帝王ここにあり!菱田騎手&テーオーロイヤル悲願のG1初制覇
- 2024/4/29(月) 【3歳馬情報】ダービー馬の弟が満を持してデビュー戦へ!
- 2024/4/28(日) 【NHKマイルC】出走馬格付けバトル!最優秀2歳牡馬&牝馬対決を制したのはどっち?
- 2024/4/28(日) 【青葉賞】伝説よ再び!キタサンブラックの弟シュガークン&武豊騎手が勝利
- 2024/4/28(日) 【ユニコーンS】エンジン全開で突き抜けた!ラムジェットが3連勝で重賞初制覇
- 2024/4/28(日) 【天皇賞・春】横山典マテンロウレオの出方に注目!「絶好ポジション」から浮上した展開注目馬
- 2024/4/28(日) 【天皇賞・春】この春も絶好調!元ジョッキーの谷中さんが推す"京都巧者"!