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【スプリンターズS】連勝中ウキヨノカゼ52秒1「引き続き良い」
2015/9/30(水)
30日、日曜中山11レース・スプリンターズS(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。前走、キーンランドC1着のウキヨノカゼ(牝5、美浦・菊沢厩舎)は、菊沢隆徳調教師を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.1-38.5-13.0秒をマークした。
【菊沢隆徳調教師のコメント】
「先週金曜の1週前追い切りで、ある程度馬を仕上げる調教をしましたし、今日は直前なので息を整える程度におさめるというこの馬のパターン通りの調整をしました。前に馬を2頭見せて、それを追いかけるという形でしたが、仕掛ければあっという間に追いついてしまう手応えだったので、オーバーワークにならないように気持ちだけを乗せるような調教をしました。引き続き良い状態だと思います。
3歳の頃、脚部不安で長期休養をすると分かったときにはショックでした。でも、また切り替えて、牧場関係者と相談しながら乗り込むまでにも時間がかかりましたけど、人間が思う以上に回復が早かったので、あとはどこで始動させるかを見極めるのに時間をかけました。復帰後の2戦、3戦はどうしてもスタートから一生懸命走りたがって、それで終いが少し物足りないというレースが続きました。
この馬のお母さんにも乗っていましたが、この馬も短距離指向が強くなってきたのかなという思いがあったので、少し距離を縮めて前半の行きっぷりを終いに賭けることに転換できないか試したいな、と思っていました。北海道での2戦は、僕が思う以上の強いパフォーマンスを見せてくれたので、驚きの方が大きかったですね。
馬のダメージも少なかったので、秋のスプリントG1といえばスプリンターズSなので、挑戦できれば良いなと思っていました。ここ2戦と同じように、後方から終い脚を伸ばしてという形になると思います。強い相手にどのくらい通用するのか見てみたいですね。
前走もパドックでの気合い乗りが強かったので、今回中山のG1でどのような状況になるのかが少し心配ですですけど、今のところこの馬としては落ち着いている方だと思います。途中にいろいろと苦労もありましたが、このようにG1の舞台に出走させることができます。温かく応援してください」
坂路でのウォーミングアップから追い切りまで菊沢師が手綱をとった
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