【有馬記念】軽快3歳牝馬ルージュ大竹師「具合が良いのは確か」

23日、日曜中山10レース・有馬記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、エリザベス女王杯4着のルージュバック(牝3、美浦・大竹厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F53.7-38.0-12.4秒をマークした。

【大竹正博調教師のコメント】
「今日の追い切りは、前に馬を置いてガマンさせるスタイルでやりました。道中も何とかガマンがきいていましたし、終いもよく伸びていました。走りたいという気持ちが伝わってくる走りだったと思いますし、前走時の最終追い切りと比べても今回の方が良いと思います。昨日の段階で458キロ近くあったように少し余裕がありますが、今日の追い切りで前走と同じくらいに絞れていればと思います。熱発の影響もあって、前走のエリザベス女王杯が叩き台の一戦になりました。輸送を挟んでの競馬になりましたが、幸いダメージも少なく馬が元気だったので、レース後も放牧に出さず厩舎に置いて調整してきました。ここまで順調にきていますし、叩いた効果も見られます。

中山の2500は2回急坂を走らなければならず3歳牝馬には酷かと思う反面、斤量が53キロですからね。何とも言えませんが、頑張ってくれるのではないかと思っています。データでは内枠有利のコースですけど、どの枠でも問題ないのではないかと思っています。相手が前走以上に揃っているので強気にはなれませんが、今日の追い切りを見ても具合が良いのは確かですし、今の状態でどこまでやれるか見てみたいですね。G1タイトルを取っていない馬なのに人気投票でも上位に入ったように、ファンの期待の高さを再認識しました。その思いに応えられれば、と思っています」

【戸崎圭太騎手のコメント】
「今日の追い切りを見ましたが、いつも通り躍動感のある良い動きで順調にきていると感じました。良い状態でレースに向かえると思います。前走はスタートで後手を踏んで、思っていたより後ろの位置になりましたが、その後はリズム良く行けてずっと手応えがありましたし、直線では良い追い込みが出来ました。レースで負けているので何とも言えませんが、馬自身は休み明け初戦としては良い感じで走れたと思います。

軽い走りで器用さがあるタイプなので、初めての中山コースも気になりません。これだけの馬に新馬戦のときからずっと乗せていただいているのにG1を取れていないのが悔しいですし、その思いをぶつけて良い結果を出したいです。普通にスタートを出て、リズム良く行ってくれれば良い結果は出ると思っています」

ルージュバック

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