アイルランドの新鋭に導かれ プロフェットが本領発揮の重賞初制覇

●1月17日(日) 1回中山6日目11R 第56回京成杯(G3)(芝2000m)

近年は重賞の増設に伴って素質馬のデビューが早くなり、クラシックへ出走するには早期の賞金確保が重要となる中、ちょうど3カ月後に行われる皐月賞と同じ舞台で行われた京成杯。勝ち名乗りを上げたのは昨年10月の萩Sシンガリ負け以来の実戦となった関西馬のプロフェット。札幌2歳Sで1番人気に支持された素質馬が改めてその素質の高さを証明して見せた。

レースは逃げたオンザロックスが徐々に後続との差を広げる展開で、プロフェットは5番手の好位を追走。残り800mあたりから鞍上が仕掛けるとスムーズに加速し、前を射程圏に入れて直線へ。同じ勝負服のケルフロイデと併せ馬で坂を上がると、最後はねじ伏せるような形でゴール。見事、前走シンガリ負けの汚名を返上した。

「非常に乗りやすい馬ですね。スローになるのは想定していたが、『あまり前へ行っても』とは池江先生にも言われていました。乗りやすさがポジション取りに繋がったと思いますし、最後もいい脚を持っています。根性もありますね」とレースを振り返ったS.フォーリー騎手は、アイルランド期待の新鋭。中間の調教で2度騎乗していたが、初の実戦を冷静なレース運びでアッサリ勝つあたりはやはり並のジョッキーではない。

これでクラシックの出走権を確保。気になる次走について、トライアルを挟むか、それとも皐月賞へ直行するかはオーナーサイドとの相談になるようだが、皐月賞本番と同じ舞台で結果を残したのは大きなアドバンテージ。3カ月後が非常に楽しみとなった。

(池江泰寿調教師)
「もともとカーっとなるような気性ではありましたが、ここへ来て落ち着きをみせていますね。前走は札幌からの輸送の影響で状態も良くなかったし、デキも持ち直していましたよ。次は皐月賞に直行かレースを挟むかは未定です」

京成杯

京成杯

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