【東京プリンセス賞】リンダリンダが好位から抜け出し善戦続きにピリオド

4月21日(木)、大井競馬場で行われた南関東重賞・第30回 東京プリンセス賞(S1)(3歳牝 定量 1着賞金:2000万円 ダート1800m)は、桑村真明騎手騎乗の2番人気・リンダリンダ(牝3、大井・荒山勝厩舎)が優勝。勝ちタイムは1.55.8(良)。

2着は2馬身差で5番人気・スアデラ(牝3、船橋・佐藤太厩舎)、3着は3馬身差で1番人気・モダンウーマン(牝3、川崎・佐々仁厩舎)が続いて入線している。

大きな出遅れもなく、ゆったりと先頭争い。1コーナーでハナに立ったのは圧倒的1番人気のモダンウーマン。ハッチャンハッピー、マテリアメディカ、ワカチナと続き、リンダリンダはそこから3馬身後方、名牝ロジータの孫オルキスリアンはその2馬身後方から競馬を進める。ややゆったりとしたペースのままコーナーに差し掛かると、ワカチナ、スアデラ、リンダリンダが一気にポジションを上げて直線へ。
余力を見せるモダンウーマンがそのまま押し切りかに思えたが、ワカチナ、スアデラに並ばれるとそれまでの勢いが影を潜め後退。代わって先頭に立ったスアデラの更に外からリンダリンダが桑村騎手の渾身の手綱捌きに応え、並ぶまもなく先頭へ。そのまま勢いは衰える事なくゴール板を駆け抜けた。

勝ったリンダリンダは昨年門別でデビューし、JRAの函館2歳Sにも挑戦。同年暮れに南関東に移籍すると、重賞戦線でも接戦を演じた。3戦連続でモダンウーマンの後塵を拝しており、その雪辱を晴らす形となった。
尚、上位2頭には6月15日(水)に川崎競馬場で行われる関東オークス(Jpn2)の優先出走権が与えられる。

馬主は(株)MMC、生産者は登別市上鷲別町ユートピア牧場、馬名の意味由来は「人名より」。

【桑村真明騎手のコメント】
本当に嬉しいです。こんな大きな舞台でオーナーと荒山先生から依頼があって、その期待に応えたい一心でここに来たので、勝てて本当に嬉しいです。ガッツポーズが出るくらい嬉しかったです。リンダリンダは地元にいた時よりもパワーアップしていましたし、この感じならこの舞台でいいレースが出来るだろうなと返し馬に乗りました。やはり、馬体も増えていましたし、馬の力強さもよくなっていました。道中3,4コーナーは抜群の手応えだったので、自分のタイミングで追い出して、直線弾けてくれるのを信じて追いました。この後のローテーションはわかりませんが、強いところを見せてくれると思います。今回南関東で、オーナーと荒山先生のおかげで重賞を初めて勝つことが出来て、心から嬉しかったです。この勝利で自分の自信にもつながったので、これからもっと大きいところで自分の力を出せるように頑張りたいです。

リンダリンダ
(牝、大井・荒山勝厩舎)
父:フレンチデピュティ
母:クリムゾンルージュ
母父:エンドスウィープ
通算成績:12戦5勝
重賞勝利:
16年東京プリンセス賞(S1)

リンダリンダ

リンダリンダ

リンダリンダ


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