【ジャパンC】ルージュバック大竹師「力を出し切ればタイトルに手が届く」

ルージュバック

24日、ジャパンC(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、天皇賞(秋)7着のルージュバック(牝4、美浦・大竹厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.2-37.2-12.7秒をマークした。

【大竹正博調教師のコメント】
「前走は、スローペースの中で後ろから競馬をしたことで作戦通りの形になりませんでした。直線に入るまで外の馬に進路を塞がれる形で、この馬の持ち味を出せませんでした。今回はレース間隔を詰めての3戦目ですが、攻め過ぎず、かと言って大事にし過ぎず調整しています。前2戦の追い切りは前に馬を2頭置く形でプレッシャーをかける形でしたが、今回は3戦目の競馬なので、1頭だけ前に置いて走りのリズムを大事に考えて追い切りました。微妙なさじ加減を乗り手も分かっていますし、今日は馬場が悪いなかでも攻めの姿勢でいつもより最後にプッシュしました。2回競馬で使われている分、反応の鋭さを見せてくれましたね。

以前は強めに乗った後カイ食いに影響が出ていましたが、それが改善されてきているので調整がしやすくなっています。フィジカル面は2歳の頃から良かったですけど、それを下支えするメンタル面が安定してきました。右回り左回りは関係ないタイプですし、直線の長い東京コースは力を出せる舞台だと思います。オークスで2着にきていますが、有馬記念で10着でしたし正直2400が合っているかどうかは分かりません。この馬は軽い馬場の方が持ち味を出せると思っていますが、前駆のかき込みの強さを感じ取れるので道悪もそれほど苦にはしないかと思っています。コース条件や天候を考えるとプラス材料は少ないですけど、馬の状態は良いですからね。まだG1タイトルを取っていませんが、力を出し切ることが出来ればタイトルに手が届くと思っています。今回も状態の良さを生かしてスムーズな競馬が出来れば、良い結果がついてくるのではないかと思っています」