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【祝オークス優勝】サンテミリオン~古賀慎明調教師
2010/5/27(木)
-:サンテミリオンでオークスを制した古賀慎明調教師にお話を伺います。先生、おめでとうございます。
古:ありがとうございます。
-:ゴール前は大接戦でしたね。
古:はい。心臓が飛び出しそうでした(笑)。
-:オークス当日のサンテミリオンの状態はいかがでしたか?
古:前走のフローラステークスに続いて2回目の東京競馬場でのレースでしたので、テンションが上がってしまうのではと心配していましたけれども、厩舎でも落ち着いて、何か考え事に耽っている様子でした。パドックでも落ち着いていましたし、この馬は常歩が良くて凄く完歩が大きいんですよね。歩き方からも状態は良さそうだと思っていました。
-:体重は460キロでの出走となりましたが。
古:中間の調整からカイバもよく食べてくれていて、それがちゃんと身になってプラス6キロになったと思います。
-:ではレースをスタートから振り返っていただけますか?
古:大外枠で一番最後の枠入りでしたけれどもスタートも上手く出てくれましたね。1コーナーの辺りでは、あれだけの頭数がいてみんななかなか位置取りが決まらなかったので、外枠からずっと外を回っていたように見えましたけれども、結果的にはジョッキーが馬場状態のことも考えてそのラインを通っていったのかな、と思います。
-:道中の位置取りはいかがでしたか?
古:競馬自体は上手な馬ですからね。流れのこともあって、位置取りは真ん中よりは後ろかなと思っていましたけれども、騎手に任せていました。
-:勝負どころでは、積極的に動きました。
古:あとは馬の能力を信じて、そのまま突き抜けて来てくれれば、と思いました。最後の直線は長かったですね。いつもより長く感じられました。
-:アパパネに出られた後、差し返してきましたね。
古:大したものだと思います。
-:ゴールに入ったときはどんなお気持ちでした?
古:生で、肉眼で見ていましたけれども、正直「勝ったな」と思ったんですよね(笑)。それでスロー再生の映像が流れたときにサーッと血の気が引いていきましたけれども(笑)。それから結果が出るまでは長い時間でしたね。
-:その12分間はどんなお気持ちでしたか?
古:アパパネの厩務員の方が「1時間くらいに感じた」というお話でしたけれども、正にその通りですね。凄く長く感じました。僕は離れたところで馬と一緒にいましたけれども、検量室前がザワザワッとどよめいたじゃないですか。これまでG1で接戦はありましたけど、過去に同着はなかったので「どちらかなんだろうな」と思っていましたから「G1でも同着ってあるんだな」って、僕も正直ビックリしました。
-:そうでしょうね。
古:これまで自厩舎で2頭、3頭出しをするケースのときに「みんな一緒にゴールをしてくれればいいな」とコメントをしていたんです。まあ、そんなに上手くいくことは無いだろうとは思っていましたけれども、こういう形でG1で同着になると、こういうことも本当にあるんだな、と思いますね。これからもそういうコメントがしやすくなりました(笑)。
-:初めてのG1タイトルを手に入れた感想はいかがですか?
古:表彰式は感動しましたね。雨も降っていて、暗くなって遅い時間なのにファンの方がたくさん残ってくださってね。あの光景を見て感動しましたよね。
-:素敵ですね。
古:本当に良かったな、と思いました。また、嬉しさの実感も段々湧いてきましたけれども「また次に向けて頑張っていかなければいけないな」と、もう次のことも頭に浮かんできますね。
-:レース後のサンテミリオンの状態はいかがですか?
古:レースの次の日に脚元と歩様のチェックをしましたけれども、問題はありませんでした。それからすぐに近くのミホ分場へ移動して、次に向けて調整していくことになります。今後の予定に関しては、具体的なことはまだこれからになりますけど、秋華賞を目指すことになると思います。
-:やはり先生にとっては、ゼンノロブロイの子でタイトルを取ったということは大きいですよね。
古:はい。感慨もひとしおですね。助手時代に携わった縁のあるロブロイに、自分の管理馬でG1タイトルをプレゼントすることが出来まして…、まあ、僕がロブロイからプレゼントをもらったと言った方が正しいかもしれませんね。
-:それではファンに向けて、喜びのメッセージをお願いします。
古:これからももっともっと成長していく馬だと思いますので、秋には更に成長したサンテミリオンを皆様の前に披露出来るようにしたいと思います。
-:ありがとうございました。
サンテミリオン
(牝3、美浦・古賀慎厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:モテック
母父:Last Tycoon
通算成績:5戦4勝
重賞勝利:
10年優駿牝馬(G1)
10年サンスポ賞フローラS(G2)
古賀 慎明
(こが まさあき)
1965年6月11日生まれ
[免許交付年] 2005年
[厩舎開業年] 2006年
[所属] 美浦
[今年度成績] 111戦11勝
[生涯成績] 1024戦99勝
古:ありがとうございます。
-:ゴール前は大接戦でしたね。
古:はい。心臓が飛び出しそうでした(笑)。
-:オークス当日のサンテミリオンの状態はいかがでしたか?
古:前走のフローラステークスに続いて2回目の東京競馬場でのレースでしたので、テンションが上がってしまうのではと心配していましたけれども、厩舎でも落ち着いて、何か考え事に耽っている様子でした。パドックでも落ち着いていましたし、この馬は常歩が良くて凄く完歩が大きいんですよね。歩き方からも状態は良さそうだと思っていました。
-:体重は460キロでの出走となりましたが。
古:中間の調整からカイバもよく食べてくれていて、それがちゃんと身になってプラス6キロになったと思います。
-:ではレースをスタートから振り返っていただけますか?
古:大外枠で一番最後の枠入りでしたけれどもスタートも上手く出てくれましたね。1コーナーの辺りでは、あれだけの頭数がいてみんななかなか位置取りが決まらなかったので、外枠からずっと外を回っていたように見えましたけれども、結果的にはジョッキーが馬場状態のことも考えてそのラインを通っていったのかな、と思います。
-:道中の位置取りはいかがでしたか?
古:競馬自体は上手な馬ですからね。流れのこともあって、位置取りは真ん中よりは後ろかなと思っていましたけれども、騎手に任せていました。
-:勝負どころでは、積極的に動きました。
古:あとは馬の能力を信じて、そのまま突き抜けて来てくれれば、と思いました。最後の直線は長かったですね。いつもより長く感じられました。
-:アパパネに出られた後、差し返してきましたね。
古:大したものだと思います。
-:ゴールに入ったときはどんなお気持ちでした?
古:生で、肉眼で見ていましたけれども、正直「勝ったな」と思ったんですよね(笑)。それでスロー再生の映像が流れたときにサーッと血の気が引いていきましたけれども(笑)。それから結果が出るまでは長い時間でしたね。
-:その12分間はどんなお気持ちでしたか?
古:アパパネの厩務員の方が「1時間くらいに感じた」というお話でしたけれども、正にその通りですね。凄く長く感じました。僕は離れたところで馬と一緒にいましたけれども、検量室前がザワザワッとどよめいたじゃないですか。これまでG1で接戦はありましたけど、過去に同着はなかったので「どちらかなんだろうな」と思っていましたから「G1でも同着ってあるんだな」って、僕も正直ビックリしました。
-:そうでしょうね。
古:これまで自厩舎で2頭、3頭出しをするケースのときに「みんな一緒にゴールをしてくれればいいな」とコメントをしていたんです。まあ、そんなに上手くいくことは無いだろうとは思っていましたけれども、こういう形でG1で同着になると、こういうことも本当にあるんだな、と思いますね。これからもそういうコメントがしやすくなりました(笑)。
-:初めてのG1タイトルを手に入れた感想はいかがですか?
古:表彰式は感動しましたね。雨も降っていて、暗くなって遅い時間なのにファンの方がたくさん残ってくださってね。あの光景を見て感動しましたよね。
-:素敵ですね。
古:本当に良かったな、と思いました。また、嬉しさの実感も段々湧いてきましたけれども「また次に向けて頑張っていかなければいけないな」と、もう次のことも頭に浮かんできますね。
-:レース後のサンテミリオンの状態はいかがですか?
古:レースの次の日に脚元と歩様のチェックをしましたけれども、問題はありませんでした。それからすぐに近くのミホ分場へ移動して、次に向けて調整していくことになります。今後の予定に関しては、具体的なことはまだこれからになりますけど、秋華賞を目指すことになると思います。
-:やはり先生にとっては、ゼンノロブロイの子でタイトルを取ったということは大きいですよね。
古:はい。感慨もひとしおですね。助手時代に携わった縁のあるロブロイに、自分の管理馬でG1タイトルをプレゼントすることが出来まして…、まあ、僕がロブロイからプレゼントをもらったと言った方が正しいかもしれませんね。
-:それではファンに向けて、喜びのメッセージをお願いします。
古:これからももっともっと成長していく馬だと思いますので、秋には更に成長したサンテミリオンを皆様の前に披露出来るようにしたいと思います。
-:ありがとうございました。
サンテミリオン
(牝3、美浦・古賀慎厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:モテック
母父:Last Tycoon
通算成績:5戦4勝
重賞勝利:
10年優駿牝馬(G1)
10年サンスポ賞フローラS(G2)
古賀 慎明
(こが まさあき)
1965年6月11日生まれ
[免許交付年] 2005年
[厩舎開業年] 2006年
[所属] 美浦
[今年度成績] 111戦11勝
[生涯成績] 1024戦99勝
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