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プロキオンS/平林雅芳の目
2010/7/13(火)
日曜阪神10R
プロキオンS(GⅢ)
ダ1400m
勝ちタイム1.21.8
勝ち馬:ケイアイガーベラ(牝4 栗東・平田厩舎)
パドックで周回しているケイアイガーベラを見ても、プラス体重とありながら、太め感はまったく感じさせなかった。そして、『あれだけやって増えているのは間違いなく体調がいいはず』、と思わせる雰囲気だった。そして鞍上の岩田Jも、何のケレン味もなく先手を主張。外からジワッと内へ入って行き、後は後続を引きつけての逃げ。直線に入って残り300メートルの青い棒を過ぎたあたりからフィニッシュとばかり追い出し、最後の2ハロンを11.4~11.9では後ろの馬が交わせる訳がない。楽勝で初重賞制覇となった。
ゲートが開いて一番いいスタートが、大外ケイアイガーベラ。内のコスモセンサーも悪くない。しばらく芝の部分を通るが、その間に相手があまり行く気がないのを見ると、ケイアイガーベラの岩田Jは外から一番内へと入って来た。
2番手コスモセンサーだが、その内からナムラタイタンとメイショウシャフトがあがって2番手グループを形成し、その半馬身後ろにサマーウインド、さらに外にティアップワイルドが続いた。2ハロンを過ぎたあたりで、先頭はケイアイガーベラで、2番手にはコスモセンサーが外で内が半馬身遅れでサマーウインドとなる。その直後にナムラタイタンが最内だ。
メイショウシャフト、ティアップワイルドと続き、その後ろがセレスハント、シャイニングアワーと続きダイショウジェットである。
4コーナー手前の残り600メートルの標識では、先頭のケイアイガーベラと2番手グループのサマーウインドとコスモセンサーとの間隔が1馬身あるかないか。この1ハロンのラップが12.1と、かなり引き付けての逃げと、絶妙のペースを造る岩田Jであった。ナムラタイタンも、サマーウインドの半馬身後ろの最内にへばりつき、その外セレスハントにティアップワイルドが並んだ。
まだどの馬も手綱は動かない。そして4コーナーへのカーヴと入って行った。
後ろの馬も大接近して、直線入り口となった。ケイアイガーベラの直後までコーナーリングで追いついてきていたナムラタイタンだが、鞍上の熊沢Jの手綱がいち早く動きだす。まだここではケイアイガーベラは追っていない。
そして完全に直線へと入ってきた。まだリードはそんなにないケイアイガーベラだが、青いハロン棒が近づいたあたりから鞍上の岩田Jがゴーサインを出して、2番手に上がっていたサマーウインドとの差を少しづつ広げていった。
岩田Jの左ステッキに呼応して伸びていくケイアイガーベラ。2番手争いが壮絶だ。サマーウインドの内に入ってきたナムラタイタンと2頭の追い合いである。
先頭のケイアイガーベラは悠々4馬身の差をつけてゴール。2着争いが、ナムラタイタンが際どく伸びてきたが、サマーウインドが何とかハナ差残っていた。
自分でレースを造ってのレコード快勝。ゴールまでの残り2ハロンのラップが11.4~11.9。この上がりで後続をシャットアウト。岩田J快心の勝利だったと思える。
いかに今週の坂路が時計が出やすかったとはいえ、48.7は出色のタイム。そして馬体増と、体調もベストのケイアイガーベラ。
サマーウインドは何とか2着確保だが、やはり距離は1200の方が戦いやすそうだ。そしてナムラタイタンは最内枠もやや影響しただろうが、この時計で走られては仕方あるまい。
でも今までの競馬内容と違った面も見せてくれただけに、収穫も大きいはず。
何せ、このレースはケイアイガーベラの独壇場であり、岩田Jあっぱれなレースぶりでありました。
プロキオンS(GⅢ)
ダ1400m
勝ちタイム1.21.8
勝ち馬:ケイアイガーベラ(牝4 栗東・平田厩舎)
パドックで周回しているケイアイガーベラを見ても、プラス体重とありながら、太め感はまったく感じさせなかった。そして、『あれだけやって増えているのは間違いなく体調がいいはず』、と思わせる雰囲気だった。そして鞍上の岩田Jも、何のケレン味もなく先手を主張。外からジワッと内へ入って行き、後は後続を引きつけての逃げ。直線に入って残り300メートルの青い棒を過ぎたあたりからフィニッシュとばかり追い出し、最後の2ハロンを11.4~11.9では後ろの馬が交わせる訳がない。楽勝で初重賞制覇となった。
ゲートが開いて一番いいスタートが、大外ケイアイガーベラ。内のコスモセンサーも悪くない。しばらく芝の部分を通るが、その間に相手があまり行く気がないのを見ると、ケイアイガーベラの岩田Jは外から一番内へと入って来た。
2番手コスモセンサーだが、その内からナムラタイタンとメイショウシャフトがあがって2番手グループを形成し、その半馬身後ろにサマーウインド、さらに外にティアップワイルドが続いた。2ハロンを過ぎたあたりで、先頭はケイアイガーベラで、2番手にはコスモセンサーが外で内が半馬身遅れでサマーウインドとなる。その直後にナムラタイタンが最内だ。
メイショウシャフト、ティアップワイルドと続き、その後ろがセレスハント、シャイニングアワーと続きダイショウジェットである。
4コーナー手前の残り600メートルの標識では、先頭のケイアイガーベラと2番手グループのサマーウインドとコスモセンサーとの間隔が1馬身あるかないか。この1ハロンのラップが12.1と、かなり引き付けての逃げと、絶妙のペースを造る岩田Jであった。ナムラタイタンも、サマーウインドの半馬身後ろの最内にへばりつき、その外セレスハントにティアップワイルドが並んだ。
まだどの馬も手綱は動かない。そして4コーナーへのカーヴと入って行った。
後ろの馬も大接近して、直線入り口となった。ケイアイガーベラの直後までコーナーリングで追いついてきていたナムラタイタンだが、鞍上の熊沢Jの手綱がいち早く動きだす。まだここではケイアイガーベラは追っていない。
そして完全に直線へと入ってきた。まだリードはそんなにないケイアイガーベラだが、青いハロン棒が近づいたあたりから鞍上の岩田Jがゴーサインを出して、2番手に上がっていたサマーウインドとの差を少しづつ広げていった。
岩田Jの左ステッキに呼応して伸びていくケイアイガーベラ。2番手争いが壮絶だ。サマーウインドの内に入ってきたナムラタイタンと2頭の追い合いである。
先頭のケイアイガーベラは悠々4馬身の差をつけてゴール。2着争いが、ナムラタイタンが際どく伸びてきたが、サマーウインドが何とかハナ差残っていた。
自分でレースを造ってのレコード快勝。ゴールまでの残り2ハロンのラップが11.4~11.9。この上がりで後続をシャットアウト。岩田J快心の勝利だったと思える。
いかに今週の坂路が時計が出やすかったとはいえ、48.7は出色のタイム。そして馬体増と、体調もベストのケイアイガーベラ。
サマーウインドは何とか2着確保だが、やはり距離は1200の方が戦いやすそうだ。そしてナムラタイタンは最内枠もやや影響しただろうが、この時計で走られては仕方あるまい。
でも今までの競馬内容と違った面も見せてくれただけに、収穫も大きいはず。
何せ、このレースはケイアイガーベラの独壇場であり、岩田Jあっぱれなレースぶりでありました。
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