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ダーズンローズなど《平林雅芳 次走注目3歳馬》
2011/5/17(火)
★次走注目3歳馬
土曜京都1R
3歳未勝利・牝
ダ・1200m
ヒノデポベーダ (1着)(牝3、栗東・梅田康厩舎)
(ポイント)
単勝式の配当が2万円台の大穴。ブービー人気だった今日がデビュー戦のヒノデポベーダ。しかしそんな人気とは思えないレースぶり。
スタートから好位の4、5番手。内ラチ沿いを進む。4コーナー手前では先行集団の真後ろでジッとしていた程に手応えは良かった。そのまま直線に入って来て、残り1ハロンの少し前では、前の馬2頭の真ん中を割ろうかという動きを見せた。
しかし少し狭くなったのか、そこを抜けないで今度は再び内ラチ沿いでイツモジョウキゲンの内から抜いて前へ出たものだ。
逃げたジョウキゲンが、36.5の楽なペースで行っていたところを差し切ったもの。このレースではたった1頭の初出走だったヒデノポベーダだったが、低人気をあざ笑うかの様な胸のすく勝ち方。内をすくわれた国分恭Jは悔しかったに違いない。
確かに坂路でのケイコは地味だが、今週は総じて時計が出ないコンディション。《ケイコは地味でも実戦で走る馬がいると言う警告ですよ・・・》と悟った方がよさそうだ・・。
土曜京都4R
3歳未勝利・牝
芝・1800m
サトノユリア(1着)(牝3、栗東・平田厩舎)
(ポイント)
デビュー戦でのあの脚を見た人なら今度はと思っていたはずのサトノユリアの2戦目。人気はオーシャンビーナスと二分する感じであったが、結末もその2頭での決着となったゴール前であった。四位Jのエアガガが逃げてペースを造るが、かなりの遅い流れ。その流れの中でジッとしていたサトノユリアの秋山J。初戦よりは前に位置してはいたが、遅い流れで前の馬が断然有利かと思えるペース。そんな中でもなかなか仕掛けない秋山J。
直線に入って残り1ハロンぐらいのところから内めから中へ出て来た。少し外へ出しては行くが、ゆったりな動き。しかしそれでも先に抜けたオーシャンビーナスを並ぶ間もなくかわし去って行った。
秋山Jのステッキは計4発ぐらい。並んだ後はもう手綱だけしごく勢いであった。やはりデビュー戦で見せたあの脚の使い方は本物。《この馬は凄いぞ》と改めて思えるものであった。
448キロと、ディープインパクトの子供らしいコンパクトさ。でも搭載エンジンがかなり違う様子。今後もずっと注目していきたい馬でもあろう。
日曜京都3R
3歳未勝利
芝・2000m
オーシャンブルー(1着)(牡3、栗東・池江厩舎)
(ポイント)
大逃げとなったロードスラッガーが、1000メートル通過を59.1とかなりなハイペースで飛ばした。さすがに4コーナーのカーヴ手前で力つきてしまう。そんな速い流れを、中団より少し前のインコースで流れに乗っていたオーシャンブルー。直線入り口でも前が誰もいないぐらいのスペースが開いており、そこを抜けて来てと実にスムーズな立ちまわりとなった。
抜け出ても鞍上の和田Jが気を抜かせない様にステッキを入れていたぐらいだけに、まだまだ馬が若い感じも受けた。2着には3馬身の差であったが、印象度はもっとあった。
小倉でデビューし前走の休み明けが新潟戦。そして今回が晴れて京都での舞台となったもの。ステイゴールド産駒だが、今までとは違った勢いがやっと出てきた感じだ。今回は多分に展開面も大きくものを言っているだろうが、この勝利によってさらなるパワーアップの時間ができたはず。次はもっと良くなって出てくる可能性大の馬であろう。
日曜京都6R
3歳500万下
芝・1400m
ダーズンローズ(1着)(牡3、栗東・橋口厩舎)
(ポイント)
確か、前走のレース後にこのダーズンローズを次回の推奨馬に書いたはずである。それほどに、2着のダコールよりも4着のダーズンローズのインパクトの方があったと記憶している。今回も、好位から直線半ばで抜け出したダコールを、外から小牧Jが手綱のシャクリだけでステッキを使わないでの追い出し。それに呼応してのダーズンローズの伸びが、完全にダコールを上回っていた。
ゴール前最後の2ハロンが11.4~11.4。その上がりの中で勢いづいて伸びて来ているダーズンローズは、もっと切れている数字である。
綺麗な良馬場で終いを生かす競馬っぷりが似合うダーズンローズ。どうやらこれからの方向が見えてきた感じでもある。そして血統的な良さも出てきた様子。今日で9戦めのダーズンローズではあるが、まだまだこれから良くなってくるだろうと思える。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
土曜京都1R
3歳未勝利・牝
ダ・1200m
ヒノデポベーダ (1着)(牝3、栗東・梅田康厩舎)
(ポイント)
単勝式の配当が2万円台の大穴。ブービー人気だった今日がデビュー戦のヒノデポベーダ。しかしそんな人気とは思えないレースぶり。
スタートから好位の4、5番手。内ラチ沿いを進む。4コーナー手前では先行集団の真後ろでジッとしていた程に手応えは良かった。そのまま直線に入って来て、残り1ハロンの少し前では、前の馬2頭の真ん中を割ろうかという動きを見せた。
しかし少し狭くなったのか、そこを抜けないで今度は再び内ラチ沿いでイツモジョウキゲンの内から抜いて前へ出たものだ。
逃げたジョウキゲンが、36.5の楽なペースで行っていたところを差し切ったもの。このレースではたった1頭の初出走だったヒデノポベーダだったが、低人気をあざ笑うかの様な胸のすく勝ち方。内をすくわれた国分恭Jは悔しかったに違いない。
確かに坂路でのケイコは地味だが、今週は総じて時計が出ないコンディション。《ケイコは地味でも実戦で走る馬がいると言う警告ですよ・・・》と悟った方がよさそうだ・・。
土曜京都4R
3歳未勝利・牝
芝・1800m
サトノユリア(1着)(牝3、栗東・平田厩舎)
(ポイント)
デビュー戦でのあの脚を見た人なら今度はと思っていたはずのサトノユリアの2戦目。人気はオーシャンビーナスと二分する感じであったが、結末もその2頭での決着となったゴール前であった。四位Jのエアガガが逃げてペースを造るが、かなりの遅い流れ。その流れの中でジッとしていたサトノユリアの秋山J。初戦よりは前に位置してはいたが、遅い流れで前の馬が断然有利かと思えるペース。そんな中でもなかなか仕掛けない秋山J。
直線に入って残り1ハロンぐらいのところから内めから中へ出て来た。少し外へ出しては行くが、ゆったりな動き。しかしそれでも先に抜けたオーシャンビーナスを並ぶ間もなくかわし去って行った。
秋山Jのステッキは計4発ぐらい。並んだ後はもう手綱だけしごく勢いであった。やはりデビュー戦で見せたあの脚の使い方は本物。《この馬は凄いぞ》と改めて思えるものであった。
448キロと、ディープインパクトの子供らしいコンパクトさ。でも搭載エンジンがかなり違う様子。今後もずっと注目していきたい馬でもあろう。
日曜京都3R
3歳未勝利
芝・2000m
オーシャンブルー(1着)(牡3、栗東・池江厩舎)
(ポイント)
大逃げとなったロードスラッガーが、1000メートル通過を59.1とかなりなハイペースで飛ばした。さすがに4コーナーのカーヴ手前で力つきてしまう。そんな速い流れを、中団より少し前のインコースで流れに乗っていたオーシャンブルー。直線入り口でも前が誰もいないぐらいのスペースが開いており、そこを抜けて来てと実にスムーズな立ちまわりとなった。
抜け出ても鞍上の和田Jが気を抜かせない様にステッキを入れていたぐらいだけに、まだまだ馬が若い感じも受けた。2着には3馬身の差であったが、印象度はもっとあった。
小倉でデビューし前走の休み明けが新潟戦。そして今回が晴れて京都での舞台となったもの。ステイゴールド産駒だが、今までとは違った勢いがやっと出てきた感じだ。今回は多分に展開面も大きくものを言っているだろうが、この勝利によってさらなるパワーアップの時間ができたはず。次はもっと良くなって出てくる可能性大の馬であろう。
日曜京都6R
3歳500万下
芝・1400m
ダーズンローズ(1着)(牡3、栗東・橋口厩舎)
(ポイント)
確か、前走のレース後にこのダーズンローズを次回の推奨馬に書いたはずである。それほどに、2着のダコールよりも4着のダーズンローズのインパクトの方があったと記憶している。今回も、好位から直線半ばで抜け出したダコールを、外から小牧Jが手綱のシャクリだけでステッキを使わないでの追い出し。それに呼応してのダーズンローズの伸びが、完全にダコールを上回っていた。
ゴール前最後の2ハロンが11.4~11.4。その上がりの中で勢いづいて伸びて来ているダーズンローズは、もっと切れている数字である。
綺麗な良馬場で終いを生かす競馬っぷりが似合うダーズンローズ。どうやらこれからの方向が見えてきた感じでもある。そして血統的な良さも出てきた様子。今日で9戦めのダーズンローズではあるが、まだまだこれから良くなってくるだろうと思える。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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