調教ビフォーアフター馬
◎ハギノアレグリアス
(牡6 栗東・四位厩舎)

競走馬のなかには調教とレースの違いを認識。調教では目立たなくても結果を残している馬が少なくありません。

ハギノアレグリアスは典型的な稽古駆けしないタイプ。前走で交流重賞の名古屋大賞典を制した際も、中間の栗東坂路における最速時計は4ハロン53秒7(強め)。川田騎手が騎乗した1週前追いは4ハロン55秒9と、オープン馬とは思えない平凡なタイムでした。

BEFORE (前走:名古屋大賞典1着)
1週前 栗東坂路(良)
55.9 41.0 25.7 12.1 馬なり
AFTER (今回:平安Sの中間調整)
1週前 栗東坂路(良)
51.7 38.2 25.3 12.6 馬なり

それがこの中間は一転、再コンビを組む岩田望騎手が騎乗した1週前追いでは、馬なりで栗東坂路の自己ベストタイとなる4ハロン51秒7をマーク。格下の調教パートナーを約3馬身追走すると、懸命に食い下がる僚馬を横目に余裕タップリの手応えで同入しました。

今回と同じく中央開催での競馬となる前々走の東海S2着との比較でも、1週前追いの時計は4ハロン53秒2(一杯)。しかも当時は胸を貸したはずの調教パートナーに手応え劣勢でクビ差遅れており、稽古の動きから本格化気配を感じられる平安Sは重賞連勝が期待できます!