水上学の血統トレジャーハンティング


★土曜小倉11R テレQ杯 ◎本命馬 サーティグランド 6番人気5着 夏場にガレてしまうよりはいいとは思うが、やはり高齢馬のプラス12キロは太かったか。終始中団も外を回らされ続けて、距離のロスもかなりあった。次走1200mのヒモ穴候補。

$お宝馬 タガノアム 7番人気4着 想定よりもハナ争いが激しくならず、よく伸びてはいたが前とは差があった。展開の助けがもう少し欲しかった。

★日曜札幌11R 札幌記念(G2) ◎本命馬 ペルシアンナイト 5番人気5着 レース後のコメントによれば「追い切りでノド鳴りがしていた」とのことだが、今回の立ち回りを見る分には、レースへの影響はなさそうだった。4角前からマクるように上がっていき、直線入って外から抜けるかという手ごたえも、外へヨレて鞍上が追いづらそうになるシーン。そこで離されてしまった。力は出せたが、この馬は2000mならやはりもっと速い時計、1分59秒台前半の決着にはなってほしかった。

$お宝馬 ステイフーリッシュ 8番人気9着 先行して好位も、直線は手応えなし。メリハリがない走り。こちらは力を出せず。デキの問題に映った。

【今週のポイント】
今週も引き続き札幌に注目が集まる。土日計4戦のWASJシリーズ、そして日曜はキーンランドCが行われる。

近年はスプリンターズSとの直結度が薄れつつあるが、かつては重要な前哨戦だった時期もあった一戦。2013年以降の6年間で、せん馬9歳のエポワスが勝った17年以外はすべて牝馬が勝っているという性別の偏りが強いレースである。牝馬ワンツーは3回、また6年間全ての年で、複数頭数の牝馬が3着以内に入っているのだ。

だが今年は、例年になく牡馬の有力馬が多い。実績で優るセイウンコウセイ、ダノンスマッシュ、タワーオブロンドンの3強?はもちろん、わけても注目を集めるのは、直線競馬の王者となったライオンボスの出走。コーナーのあるコースでも通用するかは最大の焦点だ。3歳馬からも3頭の登録があり、牡馬勢の層の厚さは例を見ないほどである。

5週目に加え、週中の天候不順も考慮すると、時計はある程度かかりそう。血統からはパワー型や、1400mにも対応できるタイプのスプリント配合を重視する予定である。

【次回の狙い馬】
日曜 小倉8R 4着 叩き2走目の中1週、猛暑の中での輸送もあり、仕上げはいつもよりソフト気味。そんなこともあって過去の小倉も戦績は悪いのだが、今回は勝ちに行く競馬でシッカリ粘った。反動は気にした方がいいが、いつも使い込んでよくなる馬で、本来得意としている1200mに戻れば、勝ち負けになっていい。

日曜 小倉6R 4着 テンでダッシュが乗らず、1200mは明らかに短い。血統的にもエピファネイア×アグネスタキオンなら、1600m以上は欲しいところ。次走、芝での距離延長を条件に狙いたい。

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