水上学の血統トレジャーハンティング

月曜京都11R 万葉S

◎本命馬
⑪プリンスオブペスカ
(牡6、栗東・松永昌厩舎、藤井騎手)

ここ2年は9頭立てだった万葉Sに、今年は15頭がエントリー。過去10年では、2013年以来の最多タイだ。3000m級のレースの出走数が盛り返してきているのは喜ばしい限り。その面白さが改めてファンにも支持されてきているようだ。競馬の質を保つ上では絶対に必要な長距離戦だけに、ますます栄えてほしい。

年の初めの名物レース、今年は⑪プリンスオブペスカから入りたい。

2400mでの能力はすでに戦績から証明済み、また父ハーツクライが現役種牡馬の中でのスタミナ最右翼であることはすでに知られているが、さらにこの馬は母の父がかつてのステイヤー種牡馬の代表格だったチーフベアハート。春の天皇賞を制したマイネルキッツの父でもある。

かつては平坦コースでこそだった馬が、このところ急坂の阪神でも結果を出し始めて、晩成の血筋が実ってきた感じ。本来の得意コースに戻り、54キロならオープンでも通用していいだろう。

$お宝馬
⑭ミッキーバード
(牡5、美浦・尾関厩舎、和田騎手)

ヴィクトワールピサ産駒にステイヤーのイメージはないが、その父ネオユニヴァースからはデスペラードも出ており、配合次第ではこの系統からステイヤーが出てもおかしくはない。この馬の母はメジロライアン×メジロラモーヌという生粋のメジロ配合で、スタミナが溢れている。近親にはグローリーヴェイズもいる。距離を延ばして一気に出世する可能性は低くないとみる。

相手上位は ⑮タガノディアマンテ⑦エイシンクリック。 押さえに ⑤タイセイモナーク⑨パリンジェネシス

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