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【有馬記念】枠順不問で展開有利!「絶好ポジション」から抜け出す馬がコレだ
2023/12/24(日)
ムーア騎手を背にG1・2勝目を狙うタスティエーラ
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週は有馬記念(G1、中山芝2500m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- <1>ペースは序盤平均、後半急流
- <2>流れを見て動ける自在性が有効
スタートの速さや枠を考慮すると序盤は④タイトルホルダーが引っ張っていきます。ただ、⑦アイアンバローズも前走のようにスタミナを生かしたいですし、どこかで先頭に立って後続との差を広げていくでしょう。
ラップで見るとハイペースでしょうが、有力馬たちは平均ペースで進んでいきます。
内枠を引いた馬からすると簡単に内を譲りたくないし、外枠を引いた馬からすると少しでも隙があれば内に潜り込みたい。序盤のポジション争いは見ものです。
今年は馬場の内目がまだそこまで荒れておらず、内ラチピッタリで走れるのが理想になります。
ホームストレッチ
⑦↑↑
④↑
↑
⑭②↑
⑬①↑
⑯⑫↑
⑤③↑
⑪⑩⑥↑
⑨⑧↑
⑮↑
大外枠のロスを極力減らしたい⑯スターズオンアースは前に行く選択をするのでは。中途半端な位置で隊列の大外を回ることだけは避けたいでしょう。
対照的に⑮スルーセブンシーズは下げて一気に内に潜り込みそう。ずっとラチ沿いピッタリで追走して、外に出すのは最後の直線だけ。
⑬タスティエーラも潜り込みたいタイプ。折り合いの心配はなく操縦性があるからムーア騎手がどこを狙って乗るか。
⑤ドウデュースはここ2走が折り合いを欠く歯がゆい内容。主戦の武豊騎手に戻ってどこまでスムーズに立ち回れるか。序盤はジッと脚を溜めて後半勝負に徹するでしょう。
⑩ジャスティンパレスも行きたい馬たちを行かせて中団から。流れを見ながら自在に立ち回れて、終いも安定しているから勝負所では外目を進出しながら前を掴まえにいく形。
直線入口
④ ↑⑦↑
⑯⑬①②↑
⑩⑤ ↑
⑪⑥⑭↑
⑮⑧⑨⑫↑
③↑
3~4コーナーの区間で⑦アイアンバローズを目掛けて脚を溜めていた有力馬たちが殺到します。その中でも④タイトルホルダーはセーフティーリードを保っておきたいから、早めに動いて抜け出しを図ります。
ペースアップに対応しつつ、長く脚を使いながら直線勝負へ。
⑮スルーセブンシーズは前走から十分な間隔があって状態は抜群。瞬発力を感じさせる動きを見せています。スタートから下げて内に潜り込むため外枠は気にならず、やり合う前を見ながら溜めて溜めて、最後は不利のないよう外に持ち出して直線勝負。宝塚記念は負けて強しの印象で、一気に巻き返すチャンスは十分です。
①ソールオリエンスは終い勝負に徹するタイプには見えないんです。切れ味を使ってスッと前に付けて、粘りを引き出すことで良さが出てきそう。今の馬場で、この枠と先行策が好きな川田騎手との新コンビで新たな一面が見られるのでは。
⑬タスティエーラはこの中間に馬体の張りが良くなってパワーアップ。総合力が高いタイプで、小回りコースでジワジワ進出していく立ち回りが合っています。中山へのコース替わりもプラス。ムーア騎手の手綱捌きも加味して注目です。
本命候補:⑮スルーセブンシーズ
展開予想でおなじみの吉沢宗一さんがレース発走直前のパドックで、よく見える5頭をX(旧Twitter)で配信しています!
(元JRA騎手)
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