南関東最高齢マズルブラストが引退 ラストランは無念の除外

南関東で重賞5勝をマークしたマズルブラスト(牡13、船橋・川島一厩舎)が現役を引退。引退式が15日(水)に船橋競馬場で行われた。

マズルブラストは南関東の同期にボンネビルレコード、シーチャリオット、中央ではディープインパクト、カネヒキリがいる南関東最高齢の13歳。2004年11月に船橋・川島正行厩舎からデビューして2連勝。3戦連続2着のあと羽田盃、東京ダービーではいずれも3着と、南関東クラシックで上位争いを演じた。
本格化したのは古馬になってからで、4歳時の東京記念で重賞初制覇。その後も大井記念を2勝、金盃、報知オールスターCなど、長丁場で安定した走りを見せ、12歳となった昨年も2勝を上乗せするなど、長く一線級で活躍した。

かねてより地元開催となる「船橋ナイターカウントダウン!」にラストランとしての出走を表明しており、この日は現役最後の走りに注目が集まっていた。しかし、レース直前に故障し、残念ながら競走除外。
全レース終了後にパドックではささやかなセレモニー・記念撮影が行われ、中央へ移籍した戸崎圭太騎手内田博幸騎手も登場。思い出話に花を咲かせていた。

馬主は吉田照哉氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「父の名から連想」。

マズルブラスト
(牡13、船橋・川島一厩舎)
父:ホワイトマズル
母:セーヌリバー
母父:ノーリユート
通算成績:75戦17勝
重賞勝利:
11、07年大井記念(S2)
06年東京記念(G2)
10年金盃(S2)
10年報知オールスターC(S3)

マズルブラスト

▲ラストランは無念の競走除外となったマズルブラスト


マズルブラスト

▲馬上には戸崎圭太騎手
勝負服姿は右から内田博幸騎手、張田京現調教師、今野忠成騎手、川島正太郎騎手


マズルブラスト

▲張田師が勝負服を脱ぐと……


マズルブラスト

▲昨年2勝を挙げた御神本訓史騎手の勝負服が!


マズルブラスト

▲トレードマークのメンコには「頑張りまずる」の文字


マズルブラスト