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【秋華賞】3歳牝馬の頂点狙うアエロリット「どう乗るかはジョッキーに任せます」
2017/10/11(水)
従来通り菊沢師を背に追い切られたアエロリット
11日、秋華賞(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。
NHKマイルC(G1)、クイーンステークス(G3)を連勝中のアエロリット(牝3、美浦・菊沢厩舎)は、菊沢隆徳調教師を背に坂路コースで追われ、4F52.4-38.0-24.8-12.3秒をマークした。
「先週に結構良い稽古をしていますし今週は輸送も控えているので、若干物足りないかというくらいに仕上げたいと思っていました。馬をリラックスさせて北馬場で調整してから坂路へ入れて、ラスト2ハロンを集中してくれればと思って乗りました。馬がリラックスしていましたし、坂路を上がった頂上でも息が乱れず平然と歩いていました。仕上がりはもう十分ではないかと思っています。
NHKマイルカップを勝った時点では秋の第一目標が決まっておらず、秋に向けてどういう方向へ向かうかということで、コーナーを4回まわる1800という条件をこなせるなら秋華賞へ、こなせなかったらマイル路線、右回りが合わなさそうなら東京コースへ、と判断するためにクイーンステークスを使うことにしました。
北海道の牧場で乗り込んでその後は札幌競馬場に2週間くらい滞在しましたが、追い切りの動きが良かったので、この状態でどういう結果が出るか楽しみにしていました。輸送がないのでレース当日はビックリするくらい体が増えていましたが、成長分もありましたからね。自分が稽古に乗っていたので、馬の雰囲気、気合いと枠順を見て、スタートが互角ならムリせずに前に行ってもいいという話をジョッキーとしました。
前走の疲れ具合を判断するため、ノーザンファーム空港牧場でケアをしてもらいましたが、幸いに回復が早かったので牧場で立ち上げていくことにしました。関東地方が涼しくなってから、ということと美浦でも十分調整期間を取れるタイミングを考えて帰厩させました。北海道からの輸送疲れは2、3日で回復しましたし、徐々に段階を踏みながら調整してきました。
放牧先でもしょっちゅう見ていましたが、この中間の何週間のなかで馬の背が伸びました。春先は要所要所で走りたがる面を出していましたが、今はだいぶコンタクトを取りやすくなってきましたし、馬も理解しています。馬体重はあまり気にしていませんが、今の馬体重と輸送を考えると多分マイナス体重での出走になると思います。
他馬は2000を経験していますけど、この子は初の2000ですし期待もありますが不安もあります。ジョッキーはデビュー前から乗って成長も感じているでしょうし、どう乗るかはジョッキーに任せます。雨が降って軟らかい馬場になった方が、この子のためには良いかと思います。1800、2000くらいの距離なら、この馬のペースで走れば自ずとハナに行けると思いますし、良い体調で送り出してこの馬のリズムで走れればと思います。アエロリットの成長した姿、力強い走りをファンの皆さんに見てもらいたいと思っています」
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