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【ヴィクトリアマイル】展開向くぞ!『絶好ポジション』から突き抜ける馬は!?
2021/5/16(日)
武豊騎手を背に2つ目のG1タイトルを狙うレシステンシア
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週はヴィクトリアマイル(G1、芝1600m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
<1>先頭集団には厳しい展開
<2>ゴール前で一気に逆転
今回は逃げて結果を残した馬が何頭かいます。その中でも最内の③クリスティがハナを切ると見ました。とはいえ、すぐ隣の④イベリスも半馬身差くらいの2番手に付けて、⑭ディアンドルも続くでしょうから前が速くなりそうです。ハイペースになると読みます。
良馬場で全体の時計も速くなるでしょう。今週からBコースに変わることも相まって、馬場が軽くて走りやすいです。そうなると前に行った馬が残りやすく、簡単には止まりません。ただ、今回は逃げ馬が競り合う形になる分、厳しい展開になります。
<向正面>
↑③
↑ ④
↑ ⑭⑰⑱
↑
↑⑥⑦⑪
↑
↑ ⑩⑫⑬⑯
↑⑤⑨
↑
↑ ①②⑧⑮
⑱レシステンシアもこれに続きます。切れ味よりも粘りのタイプで、前走は構えすぎました。揉まれずに自分のリズムでポジションを取れる大外枠は絶好で、武豊騎手も乗りやすいのではないでしょうか。
この逃げ馬を含む先頭集団を見ながら追走するのが⑥グランアレグリア。マイル戦では先行ポジションを取れる自在性があります。決め手の凄さは言うまでもないでしょう。厳しい展開になるであろう前を見ながら直線勝負に備えます。
<直線半ば>
↑ ⑱
↑ ⑥
↑ ⑦⑪
↑③
↑④⑭
↑⑰ ⑤⑨
↑ ①
↑⑩⑫⑬⑯
↑ ②⑧⑮
東京の直線は長いので、どの馬もコーナーでは無理せずジッと脚を溜めます。冒頭でも触れたように、逃げ馬集団には厳しい展開と見ており、直線半ば、ゴール前で苦しくなってしまうのではないでしょうか。
そこでチャンスが回ってくるのが、控えていた差し馬たち。前目で運べる⑥グランアレグリア、自在性が足らずに直線勝負にならざるを得ない⑤デゼル、①マジックキャッスル、⑨テルツェットといった決め手に自信のある馬が一気に進出してきます。
先行馬はバテていて馬群もバラけるでしょうから、捌いてくること自体は難しくはないはず。長い直線でどこまで伸びてこれるのか、ゴール前はとても見応えがありそうです。
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