【阪神JF】メジャーエンブレム田村師「乗り手に従ってくれれば」

9日、日曜阪神11レース・阪神JF(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、アルテミスS2着のメジャーエンブレム(牝2、美浦・田村厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F65.8-50.3-37.1-12.8秒をマークした。

【田村康仁調教師のコメント】
「身体能力は高いですけど、まだ子供なので体がしっかりしてくるまでムリをさせないようにローテーションを考えながら使ってきました。前走は馬の調子が良かったですし、本当に残念でしたね。乗り手が思っていた以上にハミを取った分、道中で行き過ぎてしまいました。それでも前に行った馬のなかではこの馬だけが残りましたし、よく頑張ってくれたと思います。

前走の前までは普段から折り合いも問題ありませんでしたし、心配していませんでした。今回は同じ失敗をしないように、中間も工夫しながら調整してきました。追い切りでは、オープンクラスの古馬でも敵わないほどの速い時計を出してしまうので、今日もあまり時計を出さないようにやりました。馬の後ろに入ってもムリをしないで走れていましたし、直線で放すとピュッと伸びました。この馬の兄は手間がかかるところがありましたけど、この子は良い子で普段から大人しいですし、調教でも乗り手の指示に従います。

レースを使うたびに天栄へ放牧に出していましたし、輸送は何度も経験しているので心配はしていません。カイバもしっかり食べますし、体も大きいですからね。どんな競馬をしても平気だと思いますし、乗り手の指示に従ってくれれば良い競馬が出来ると思っています」

メジャーエンブレム