【アルテミスS】余裕十分の初勝利ウラヌスチャーム&グランドピルエットの最終追い切り

アルテミスSに向けて追い切りを行うウラヌスチャーム(左)

アルテミスSに向けて追い切りを行うウラヌスチャーム(左)

25日、アルテミスS(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、2歳新馬(8/5・新潟・芝1600m)では出遅れながらも大外からまとめて差し切ったウラヌスチャーム(牝2、美浦・斎藤誠厩舎)は、井上敏樹騎手を背に(レースでは戸崎圭太騎手が騎乗予定)南ウッドチップコースで追われ、6F84.5-68.6-53.6-39.3-13.2秒をマークした。

【斎藤誠調教師のコメント】
「今週の追い切りは、良い時計でした。まだ全体的に体が緩いのでエンジンがかかるまでモタモタしていますが、エンジンがかかってからは良い脚を使います。体が緩い分ゲートが遅れますし今回も後ろからの競馬になりそうですが、新馬戦で終いに良い脚を使っているので期待しています」

前走、2歳新馬(9/23・中山・芝1600m)では好位から余裕十分に抜け出したグランドピルエット(牝2、美浦・田村厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F83.1-67.0-52.2-38.7-13.6秒をマークした。

【高木助手のコメント】
「今週の動きも良かったですし、止めた後にすぐ息が整ったようにまだまだ余裕があります。心肺機能、運動機能、食欲、精神面、全てにおいて高いポテンシャルがあると思います。今の時期の2歳牝馬で、加減せず調整できるのは強味だと思います。瞬発力勝負になると分が悪いかという気はしますが、トップスピードに上げて長く脚を使えるタイプですし、キャリアの浅い馬同士の戦いなので展開ひとつかと思います。初戦でも好スタートからセンスの良い走りを見せましたが、1回使って体の沈み方など更に競走馬らしいフォームになってきました。まだこれから競馬を使いながら成長していくと思います」