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【振り返れば馬券になる!】時計が速過ぎた土曜東京ダートで大敗したアノ馬に注目!
2018/10/8(月)
秋のGIシーズンに合わせて先々週から始まったこのコーナー、『振り返れば馬券になる!』
レース後、ジョッキーたちから発されるコメントは様々である。
「うまくいった」
「調子が良かった」
「馬が強かった」
etc…
もちろんこれらのコメントも非常に重要ではあるのだが、よりオイシイのは、負けたジョッキーのコメントだろう。検量室に引き上げてくるジョッキーの表情はそれぞれ違う。悔しそうな表情を浮かべて戻ってくるジョッキーも多い。道中の不利、自身のミス、理由は様々だが、彼らのコメントこそ、次に繋がる。このコーナーでは現場にいたからこそ知りえる敗因、そしてジョッキーの表情などを取り上げながら、次走以降妙味のある馬を挙げていきたい。
土曜・日曜の東京競馬場は10月とは思えない暑さ。土曜は前夜に雨が降った影響でダートは締まって時計が速く、レース後、その点を敗因に挙げるジョッキーが多く見られた。東京10R・西湖特別で12着に敗れたインザバブルに騎乗した大野 拓弥騎手もその一人。「馬の雰囲気は良かったですが、この馬には時計が速く、それに加えて前残りと厳しいレースになってしまいました」とレースを振り返ってくれた。
春にこの条件の現級で2、3着だった際の走破タイムは共に1.37.5。なんと今回の走破タイムも1.37.5だった。1着メイショウカマクラの走破時計が1.35.4というレースではさすがに厳しかったようだ。パサパサの良馬場替わりで一変してきそうだ。
同じく土曜日、東京12R・3歳上500万で2番人気に推されるも7着に終わったイタリアンホワイト。直線で前を走る馬の脚色が鈍ったことで進路が無くなり、加えて外の差し馬の脚色が良かった分、余計に進路がなくなってしまった。ようやくしっかり追い出せたのは残り200mほど。騎乗したC.ルメール騎手はサバサバとした表情で「残念な競馬になってしまいました。馬の間でノースペースになってしまい…。跳びも大きいので、実質150mくらいしか力を出せませんでした」と話していた。現級勝ちのある馬で、スムーズに運べれば巻き返してくるだろう。
ルメール騎手と言えばもう一つ。月曜の東京1R・2歳未勝利に出走し12着だったゲインスプレマシー。前走後、騎乗したルメール騎手が「速い脚を使えませんでした。まだ重たいです。もう少し長い距離、もう少し長い直線のコースのほうが向いていると思います」と言っていた。
兄にヴァーミリアンらがいるだけに今回はダートに矛先を向けてきたが、ダート1600mへ短縮が合わなかったか大敗。ただ今回騎乗した三浦 皇成騎手は「馬の雰囲気は良かったですし、適条件が見つかれば違うと思います」と話しているように、力負けではなさそう。芝に戻して距離を延長すれば面白いかもしれない。
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