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研究員ヤマノの重賞回顧
2008/1/15(火)
1月13日(日)、中山競馬場で行われたガーネットS(4歳上、G3・ダート1200m)は、抜群のスタートでハナに立った吉田豊騎手騎乗の3番人気タイセイアトム(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)が、最後の直線でなお脚を伸ばして、追い込んできた1番人気スリーアベニューに2馬身差をつけて快勝した。
さらにクビ差の3着に8番人気シアトルバローズが入線した。
勝ったタイセイアトムは、これが26戦目、芝・ダート通じての嬉しい重賞初勝利だった。
このように今回快勝したタイセイアトムだが、彼もまた、昨年このコラムで度々取り上げた新天地への転身で新たな才能を開花させた組であった。
それも芝からダートへというレース条件での転身と、転厩という環境面での転身という、Wの転身であったことは真に興味深い。
周知のようにこのレースで3番人気に支持された同馬だが、これまで過去10年で大外枠に入った馬は、1、2番人気が5頭もいながら全て4着以下に敗れており、サクラバクシンオー産駒も今までJRA重賞では未勝利だったことを考えれば、今回のレースは決して楽な戦いではなかったはずだ。
不利なデータさえも乗り越える原動力となりうる“新天地への転身”。
今度転身して光り輝くのは、意外な馬あの馬なのかもしれない。
“転身組”に今年も大注目だ。
1月13日(日)、京都競馬場で行われたシンザン記念(3歳、G3・芝1600m)は、岩田康誠騎手騎乗の1番人気ドリームシグナル(牡3、栗東・西園正都厩舎)が、スタートで出遅れ後手を踏みながらも、最後の直線で大外強襲、溜めていた脚を爆発させ、5番人気ドリームガードナーに2.1/2馬身差をつける見事な差し切り勝ちを決めた。
勝ったドリームシグナルは、アグネスデジタルの初年度産駒。
昨年は同じ産駒のエイムアットビップが重賞で健闘、ターフを大いに賑わしていたが、重賞制覇は中央、地方通じてこれが初めてだった。
アグネスデジタルは周知の通り、芝・ダート、距離、中央・地方・海外を問わず活躍した異彩を放つ天才オールラウンダーだった。
南部杯→天皇賞(秋)→香港カップ→フェブラリーステークスのG1 4連勝など、とても出来る代物ではない。
そんな産駒の躍進は真に喜ばしい限りである。
今後続々と産駒が登場し、かつての父のように、芝・ダート、距離、中央・地方・海外を問わず至る所で、その勇姿を見せてくれるはずだ。
日本競馬界を席捲している名種牡馬サンデーサイレンス産駒も、昨年グランプリを制したマツリダゴッホが最後の世代。
アグネスデジタル産駒の台頭は、競馬の新時代到来を告げる新たなうねりなのかもしれない。
さらにクビ差の3着に8番人気シアトルバローズが入線した。
勝ったタイセイアトムは、これが26戦目、芝・ダート通じての嬉しい重賞初勝利だった。
このように今回快勝したタイセイアトムだが、彼もまた、昨年このコラムで度々取り上げた新天地への転身で新たな才能を開花させた組であった。
それも芝からダートへというレース条件での転身と、転厩という環境面での転身という、Wの転身であったことは真に興味深い。
周知のようにこのレースで3番人気に支持された同馬だが、これまで過去10年で大外枠に入った馬は、1、2番人気が5頭もいながら全て4着以下に敗れており、サクラバクシンオー産駒も今までJRA重賞では未勝利だったことを考えれば、今回のレースは決して楽な戦いではなかったはずだ。
不利なデータさえも乗り越える原動力となりうる“新天地への転身”。
今度転身して光り輝くのは、意外な馬あの馬なのかもしれない。
“転身組”に今年も大注目だ。
1月13日(日)、京都競馬場で行われたシンザン記念(3歳、G3・芝1600m)は、岩田康誠騎手騎乗の1番人気ドリームシグナル(牡3、栗東・西園正都厩舎)が、スタートで出遅れ後手を踏みながらも、最後の直線で大外強襲、溜めていた脚を爆発させ、5番人気ドリームガードナーに2.1/2馬身差をつける見事な差し切り勝ちを決めた。
勝ったドリームシグナルは、アグネスデジタルの初年度産駒。
昨年は同じ産駒のエイムアットビップが重賞で健闘、ターフを大いに賑わしていたが、重賞制覇は中央、地方通じてこれが初めてだった。
アグネスデジタルは周知の通り、芝・ダート、距離、中央・地方・海外を問わず活躍した異彩を放つ天才オールラウンダーだった。
南部杯→天皇賞(秋)→香港カップ→フェブラリーステークスのG1 4連勝など、とても出来る代物ではない。
そんな産駒の躍進は真に喜ばしい限りである。
今後続々と産駒が登場し、かつての父のように、芝・ダート、距離、中央・地方・海外を問わず至る所で、その勇姿を見せてくれるはずだ。
日本競馬界を席捲している名種牡馬サンデーサイレンス産駒も、昨年グランプリを制したマツリダゴッホが最後の世代。
アグネスデジタル産駒の台頭は、競馬の新時代到来を告げる新たなうねりなのかもしれない。
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