水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R ジャパンカップ(G1)(芝2400m)

◎本命馬
①アーモンドアイ
牝3、美浦・国枝厩舎、Cルメール騎手

3冠牝馬となった段階で、競馬史に1ページは刻んだ。しかしこれを1ページに留まらぬ物語とするためには、まだ追いかけなければならぬ先達がいる。史上最強牝馬の称号を①アーモンドアイが手にするには、ここは是が非でも勝ちたい大一番だ。

もちろん、メイチで差し切った前走の反動を懸念することはできる。しかし稽古が始まってからの時計と動きは、映像を通じてもまさに究極を思わせるものが伝わってくる。体調には何の心配も要らないだろう。

アーモンドアイの母フサイチパンドラも3歳でジャパンCに出走。ローズS、秋華賞と使い、エリザベス女王杯を制して中1週での臨戦という強行軍ながら、ディープインパクトの5着に健闘した。2着ドリームパスポートとの差は0秒4。このローテでこの成績は、数字以上に評価されるべきだ。
そして近親スレスレの?一族には、北米の名牝ラグズトゥリッチーズがいる。ケンタッキーオークスを勝ちながら、なんと米三冠の1つベルモントSも勝った。その弟がカジノドライヴ。3歳時に海を渡り(帰国でもあるのだが)、重賞を制した。他にも欧州中距離トップクラスが続々いる血統で、アーモンドアイの規格外の走りは、まさにこの母方の血が源泉だろう。枠も絶好だ。あとはただただ無事に。

$お宝馬
⑭ウインテンダネス

ジャパンCでは、トニービンの血が断続的にだが連綿と好走馬を出してきている。そして近年は母の父がダート血統の馬の好走も目立ってきた。両方満たすのがこの馬だ。キセキがハナを切りたくないニュアンスを出しており、単騎で逃げるだろう。中途半端なことを考えず、大逃げに持ち込めば、あるいは……。とんでもない番狂わせは、大逃げ馬がもたらすのが競馬史の常だ。

相手上位は⑪スワーヴリチャード⑧キセキ。押さえは⑫カプリ⑨シュヴァルグラン

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