水上学の血統トレジャーハンティング

土曜阪神11R シリウスS(G3)

◎本命馬
⑪ジョーダンキング
(牡6、栗東・藤原英厩舎、岩田康騎手)

阪神ダート2000mで行われる唯一の重賞。スペシャリストには当然コース適性がある。スタート地点が短い芝、最初のコーナーまでの入りの長さ、そして不思議と芝兼用の血統が好走しやすい傾向。これらにマッチした馬が堅実ということだろう。となると、すでにこのコースで3勝、また父キングカメハメハが当該コースで2016年以降最多勝種牡馬という⑪ジョーダンキングが、最も勝ち馬にふさわしいだろう。

母は芝重賞勝ち馬だが、牝系自体はダートであり、全姉ベストセラーアスクも芝ダート両方に勝ち鞍がある。真にパワーを問われる中山のダートでは厳しいものの、馬場が軽くなると安定してくるあたりに、ダート馬としては切れ、スピードへの傾倒ぶりが窺える。55キロなら勝ち負けになっていい。

$お宝馬
⑩マッスルビーチ
(牡3、栗東・鈴木孝厩舎、松岡騎手)

主戦福永騎手はロードアルペジオの手綱を採るものの、格上挑戦とはいえこの50キロのハンデは大きな利だ。メイショウサムソン産駒らしい切れの無さが時計の出ないダートで開花している可能性が高く、軽さを問われるコースに一抹の不安はあるが、それでも血統の字面は芝兼用、しかも血統をひもとけば、キングカメハメハの近親でもあるのだ。本格化していれば、一気のタイトル奪取もあり得る。

相手上位は ②タイムフライヤー⑧アングライフェン④モズアトラクション。 押さえに ⑦ロードアルペジオ⑫メイショウワザシ

▲▲スプリンターズSの格付けベスト3!

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