- 5月5日 東京11R NHKマイルC(G1)
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本命馬◎アスコリピチェーノ(1人気) 2着
土日の重賞まとめてゲット!
- 5月4日 京都11R 京都新聞杯(G2)
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お宝馬$ジューンテイク(8人気) 1着
これぞ血統ハンティング!
大物候補と早熟馬
2014/8/30(土)
日曜新潟11R 新潟2歳S(G3)(芝1600m)
◎本命馬 |
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④ミュゼスルタン (牡2、美浦・大江原厩舎、柴田善臣騎手) |
近年にわかに重要度を増してきたレース。今年ここまでの新潟デビュー組は、ここ2,3年よりややレベルに見劣りがあったが、その中でも目を惹く逸材も何頭かおり、それらが順調に駒を進めてきた。中でも目立っていた④ミュゼスルタンが本命だ。
このレース自体はスローから高速上がりとなるが、ならば前走で見かけの上がりがやたら速い脚を使っていればいいというわけでもない。2歳重賞での外回りのためにかなりスローとなるので、早くから脚を使って凌ぎきる体力はまだこの時期の馬には付いておらず、そうした脚を使う馬は苦戦する。真の瞬発力、一瞬で切れるタイプが好走しやすい。ミュゼスルタンの場合は、前走で脚の使い出しを極力我慢して、内を衝いて一瞬のうちにトップギアに入れた点を評価したい。
母アスクデピュティは名うての新潟外回り巧者。マイルの経験はないが、千八で1勝、2着4回。なお内回りでも勝利があり、とにかく新潟は走った馬だった。また父キングカメハメハの産駒は、新潟ではマイルが最も安定している。スケール感があり、軸は不動と考える。
$お宝馬 |
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⑨ディアコンチェルト ⑥ギンパリ |
穴は早熟血統で、ダート兼用血統の馬。こういうタイプが2,3着に入って好配当を生むパターン。前走の内容が水準以上だった⑨ディアコンチェルトは、配合的に完成度が早く、しかも母方がダート血統。ヒモ穴に最適だ。⑥ギンパリにも同様のことが言える。
あとは⑦アヴニールマルシェ、⑰ナヴィオン、①ブリクスト、⑮ワキノヒビキ、⑫ハナモモ、②ニシノラッシュ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。