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5/15(土)の東京競馬場
2010/5/15(土)
●ジョッキーも「ちょっとビックリ」。意外な伏兵サンクスノートが京王杯SC優勝!
土曜東京競馬メインの京王杯スプリングステークスは蛯名正義騎手騎乗のサンクスノートが優勝し、初の重賞タイトルを手にした。
レース後、蛯名正義騎手は
「ちょっとビックリしました。今日は具合が良かったですね。厩舎スタッフからも『具合が良い』と聞いていたので、思い切って競馬をしようと思っていました。元々競馬が上手ですし、大人しくて癒し系の馬なのでどんな競馬でも出来ると思っていました。今日はスタートも良かったですし、ペースも遅かったのですんなり2番手で進めて、直線では一呼吸待つ余裕がありました。残り100メートルで脚が上がり始めたので『何とか辛抱してくれ』と追いました」とレースを振り返り、笑顔を見せた。
先週の新潟大賞典・ゴールデンダリアに続き2週連続の重賞勝利となった二ノ宮敬宇調教師も
「前走も、負けはしましたけど具合は良かったんですよ。この馬は1600より1400メートルの方がいいと思っていました。蛯名騎手のようにソーッと乗ってくれる騎手だと力を出せます」と、笑顔を見せた。
安田記念の前哨戦にあたる当レースを制しただけに、サンクスノートの次走が気になるところだが
「まだ相談してからですよ」と、二ノ宮調教師は、安田記念出走に関して明言を避けた。
ただ、鞍上の蛯名騎手は「安田記念に向けてちょうど良いパートナーが出てきてくれた」と笑顔で語っており、現時点では安田記念出走は濃厚と考えていいだろう。
●柴田善臣騎手がJRA通算1900勝を達成!
第12レース、4歳上1000万下の条件戦で、柴田善臣騎手が騎乗したブライトアイザックが優勝。
この勝利で鞍上の柴田騎手は、中央競馬史上6人目、現役では3人目となるJRA通算1900勝を達成した。
レース後、柴田騎手は「昨年はちょっとリズムを崩しましたが、今年はいいリズムで非常に楽しく競馬に乗れています。ダービーはもちろん、勝っていないレースは全部勝ちたいので、そのくらいの気持ちでいきたいと思います。年齢的には結構きついですが、足りない部分を皆さんの声援で補っていきたいので、応援よろしくお願いします」と、記録達成についてコメント。
また、レースに関しては「引っ掛かると聞いていましたけど、折り合いも付いて良い走りが出来ました。やっぱり精神面の成長が大きいんでしょうね」と振り返り、笑顔で競馬場を後にした。
●蛯名正義騎手、戸崎圭太騎手、北村宏司騎手、内田博幸騎手の4騎手がそれぞれ1日2勝の活躍。
京王杯を勝った蛯名正義騎手は、第7レースもセンターステージに騎乗して勝利をあげた。
レース後、蛯名騎手は「いい時に乗せてもらいました。スムーズに流れに乗れて、余裕を持って乗れました。距離はこのくらいがいいと思います。2歳の頃にも乗せてもらいましたけど、その時に比べればしっかりしていますよ」とコメント。
戸崎圭太騎手は第1レースと第10レースで勝利をあげた。(※画像はソーマジック)
第1レースの3歳未勝利戦で騎乗したレインボーハートに関しては
「未勝利は勝てると思っていたので、勝てて良かったです。モタれる面はありますけど、今日は以前よりも問題ありませんでした」と振り返った。
第10レースの立川特別(4歳上1000万下)で騎乗したソーマジックに関しては
「スタートも良い感じで出て、道中も無理せずどこからでも行ける感じでした。右に張ると聞いていましたけど、道中は大丈夫でした。直線の追い始めにそういう感じはありましたけど、修正すれば問題ありませんでした。凄く走る馬ですね」とコメント。
北村宏司騎手は第2レースと第3レースで勝利をあげた。
第2レースの3歳未勝利で騎乗したレアーレスパーダに関しては
「フワッとしていましたけど、横に馬が見えてからまた踏ん張り返してくれました。ダートもいい走りでした」と振り返った。
第3レースの3歳未勝利で騎乗したマスターソムリエに関しては
「上手にスタートを出て、前を見ながらリズム良く集中して走っていました。後ろを待ってから追い出しましたが、先頭に立つと様子を見ながら走るところがありました。まだ変われると思いますし、競馬が安定してきたのでこれからも楽しみです」とコメント。
内田博幸騎手は第8レースと第9レースで勝利をあげた。
第8レースの4歳上500万下で騎乗したフジヤマワカムシャに関しては
「引っ掛かりましたね。でも抜けるのは速かったですよ。直線では内外どちらからでも行けると思っていましたけど、前が開いたのでそのまま外へ抜けました。力のある馬です」と振り返った。
第9レースの夏木立賞(3歳500万下)で騎乗したビートブラックに関しては
「ペースが遅かったですけど、上手く走れました。追わせるタイプですが、それに応えて伸びてくれました。折り合いがつくので距離が伸びても大丈夫です。今後も楽しみですね」とコメント。
リーディングトップを独走する横山典弘騎手を追いかけるベテランジョッキーの手綱捌きに今後も注目したい。
●今後も注目!その他のレースの勝ち馬コメント
■第4レース・トーセンコックス
水出大介騎手のコメント
「強いですね。ナカヤマスナイパーが相手だと思っていたのでずっとマークをしていましたけど、向正面でこちらの方が手応えが良かったので、前で楽に行っていたテンジンリュウセーに目標を切り替えました。飛越が上手いので、飛ぶたびに差が詰まりました。最後も余裕がありましたよ。とにかく飛びが抜群に上手で、少々遠くても飛べるので、乗り役としては楽ですね。上へ行っても楽しみです」
■第5レース・ユウキサンオーラ
郷原洋司騎手のコメント
「あまり行かせるとガーッと行ってしまうところのある馬ですけど、ここ2戦抑える競馬をしてきたので、いつもより前の位置でも良い感じで走れました。それにしてもここまでアッサリとは思いませんでした。1200では短くて1600ではちょっと長いのでこの距離がベストです」
■第6レース・サニーダニエル
大庭和弥騎手のコメント
「強かったですね。展開が完璧にハマりました。でも、手応えからもっと切れると思っていました。体の緩さがあるので、まだ成長出来そうです」
●次に期待!のこの一頭。
■第10レース・立川特別(芝1600m)
8着→メイショウコウセイ
四位洋文騎手のコメント
「残り1ハロンまで良い感じでしたけど、最後止まってしまいました。上がりも33秒台でしたし、久々もあったと思います。厩舎も『若干、急仕上げかもしれない』と言っていたので、次は良くなってくるでしょうね」
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