【デイリー杯2歳S】グレイスフルワード牡馬相手でも「楽しみ」

12日、デイリー杯2歳S(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。グレイスフルワード(牝2、栗東・牧田厩舎)は今週から短期免許で騎乗するM.バルザローナ騎手を背にポリトラックで追われ、鞍上が感触を確かめるように5F72.9-55.5-40.7-11.9秒をマーク。実戦を1度経験したことで、気合乗りもグンと良くなってきた。

先週は坂路で牧田和弥調教師が自ら手綱をとり、一杯に追われていることもあって、この最終追い切りは終い重点となったが、その動きは実に軽快。「先週にびっしりと負荷をかけているし、今週はジョッキーを乗せてポリトラックでサッと。『乗りやすい』と言ってくれたし、これで十分でしょう」とその仕上げに抜かりはない。

キャリアは新馬戦のみ。しかし、そのレース内容はスッと好位に取り付いて、終いもビュッと伸びる鮮やかなもの。いきなりの重賞挑戦。さらに牡馬相手という厳しい条件でも期待を抱かせるに十分だ。師も「牡馬相手の重賞になりますが、前走の勝ちっぷりが良かったし、距離を短くしたくないんでね。状態もいいし、ここも楽しみにしています」と一発を匂わせている。

過去10年で新馬戦からこのレースを連勝した馬が3頭。その中には暮れの阪神JFも勝って2歳女王に輝いたレーヴディソールもいる。さらに父は名種牡馬の階段を着実に上がっているハーツクライ。母系にはディープインパクト、ゴルトブリッツ、ウインクリューガーといったG1ホースがいる奥のある血統背景。来年のクラシック戦線を占う上でも注目の2戦目となる。